ヴァレンティノ展【テーマとバリエーション】偉大なるデザイナーの引退

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展覧会の最終日、ヴァレンティノ展【テーマとバリエーション】を見てきました。

ヴァレンティノって、どうしても80年代バブルの成金的な下品なイメージ、という先入観が抜けなくて好きじゃなかった。特に、Vの大きなロゴが入った紳士物ベルトやセカンドバックが、ヴァレンティノというブランドをエレガンスから遠ざけてしまったみたい。

しかしヴァレンティノ氏自身は、実際に世界中のお金持ちや女優から愛されて育った、世界を代表するイタリア人クチュリエ。プライベートではジャッキーケネディーと親しく、彼女のウエディングドレスを担当したり、ハリウッドの女優キムノバックやエリザベステーラーの衣装を手がけるなど、ディオール、シャネル、サンローランと並ぶ才能ある偉大なデザイナーです。

そして若すぎるコレクション引退を期に発表したのが、集大成ともいえる今回の個展【テーマとバリエーション】。

一階と二階の二つのフロアーにふんだんに展示されたドレスの数々。。一階には、色ごとにまとめられたショーケースに白、黒、白×黒、そしてヴァレンティノレッドが。シルエットの膨らみやドレープ、編みこみや、裾のデコレーションが単色のドレスに個性を与えます。

二階には色とりどりの布に、細かい刺繍や加工の施されたカクテルドレス。現在はシャネルの経営傘下にあるアトリエ・ルサージュの刺繍や、ルマリエの羽飾り、ブーケが使われています。

洋服や衣装というよりむしろ、美しさを競う花や、鳥のオブジェを見ているよう。はっとするような色の組み合わせが上品に調和しているのも、その色がどれも、茶や黄色、赤も、紫も、コーラルレッドも、淡いピンクも自然界の花や木の色に限りなく近い色を選んでいるからでしょうね。

萌黄色と濃いヴァイオレットとか、ラベンダーと淡い卵色など、思いがけない組み合わせが綺麗でした。オーソドックスなものは一着もない、すべてが細部まで主張のあるものばかり。

アメリカ的ゴージャスというのとは少し違うイタリアンラグジュアリー、ヨーロッパのリュクス満載の展示でした。すべてを見終わった後は、先入観のあった成金趣味、下品というイメージが完全に払拭されて【ドルチェビータ!】としか言いようのない、イタリアンアートのとりこになっていました。

本当に素晴らしい展示でしたラブラブドキドキキラキラ

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