プロヴァンスのマルシェを後にして、マイクロバスで景色の良い山の中をしばらく走ると、ラベンダーが咲くソー高原【Sault】の村に到着しました。
ラベンダーが咲く高原の村ソーへ【南仏プロバンス】

日本でもフランスでも緑のないところで生活してきた私にとって、極上ともいえる景色の中を走り、それだけでテンションがあがります。

私の他にパリ在住で香港の女の子、カナダ人のご家族が一緒でしたが、とても静かな人たちで一同終始リラックス・ムード。
運転手は癒し系のフランス人女性で、車を走らせながらガイドもしてくれます。

そして、到着したソーの村はこんなところでした。


ここは、世界中から観光客が訪れるいわゆる観光地ですが、数軒のお土産屋さんやカフェ、パン屋さんがあるくらいの小さな村です。
それにしても、フランスの田舎の村ってどうしてこんなに可愛いのでしょうね。

ドアも窓もラベンダー色に塗られた家が素敵でした。

この黄色いカフェのある大テラスからは、ラベンダー畑が見渡せます。
薄紫に色づいた畑を見渡すと、ドキドキしてきました。
ラベンダー畑はすぐそこです。



移動式の車でピザを売っていたので、昼食用にアツアツのピザを買って再びマイクロバスに乗り込むと、ついにラベンダー畑へ向かいます。

この下に、辺り一面のラベンダー畑が広がっていました。
【ラベンダーが咲くソー高原の小さな村】辺り一面のラベンダー畑でピクニックを【Sault】
この日フランスに来て初めて、辺り一面に咲くラベンダー畑を訪れました。
私がフランスで、どうしても見たかった念願の景色を眺めながら、ピクニックです。

私が行ったのは、7月13日で革命記念日前だったため、まだまだフランス人観光客は少なくて、ちょうど見頃のラベンダー畑には人一人いませんでした。

ラベンダーの香りを嗅いでいると、精神的にも安定しますよね。
この時からもう2ヶ月が経ちますが、ソーの村でお土産に買ったラベンダーが詰まった小
さな枕や、この後に訪れたラベンダー博物館で購入したエッセンシャルオイルを、今は毎日愛用しています。

それから、フランスで栽培されているラベンダーには、2種類あるのだと教えてもらいました。
- ひとつは標高800メートル以下の場所に咲くラヴァンディンという、人間が手を加えて高配した人工の植物。これはクローンともいわれています。
ラヴァンディンには強い香りがありますが、薬効はありません。
花は、わさっと大振りで色は薄紫のいわゆるラベンダー色です。
- もうひとつがいわゆるファインラベンダーとか、真性ラベンダーといわれる標高800メートル以上の高地でしか咲かない野生のラベンダー。
高地でしか咲くことのできない真性ラベンダーは、香りが良いだけでなく、薬効があり、抽出量が少ないとても貴重な植物。
花の色も薄紫ではなくて、ほとんど青。
色、香り、効能には違いがあって、ラベンダー博物館では、実際に2つの種類を見比べて見せてくれました。

この畑は、ラベンダーミュージアムで使われているラベンダーの生産者が所有する畑で、咲いているのは真性ラベンダーのみ。
この家の庭にも、ガーデニングのようにラベンダーが植えられていました。

周りには何にもありませんが、辺りは静まり返っていて本当に心が洗われます。


コメント
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はじめまして。MIKAと申します。
Parisには一人旅で行った事があります。
郊外はしぜんが多くて風景も素敵ですね。