【フランソワ・オランド大統領の政治的無力感】民衆蜂起の時

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本日も【ルモンド・ディプロマティック】から、2014年1月号1面記事『Le temps des jacqueries』について、「フランスの政治」をテーマにお届けします。

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民衆蜂起の時【フランスの政治的無力感】

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フランス大統領フランソワ・オランド

2014年3月と5月には、フランソワ・オランド氏の当選から2年後の春の市政選挙とその後の欧州選挙で、フランス社会主義者オランドの人気が試されることになる。

フランス経済の悪化と野心のなさから、結果は厳しいものになるだろう。

一見すると、これほど対照的なことはない。

ドイツでは、2大政党であるキリスト教民主同盟(CDU)と社会民主党(SPD)が、有権者の前で(丁寧に)意見の相違を表明した後、権力を共有することに合意した。

フランスでは、右派と左派が、課税レベル、社会保障、移民政策など、ほとんどすべてのことで意見が異なると想像されるほど、お互いを罵り合っている。

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エリゼ宮のリベンジマッチの可能性が明らかになりつつあり、メディアはすでに準備を進めているが、ニコラ・サルコジとフランソワ・オランドは、ドイツのアンゲラ・メルケル首相とジグマール・ガブリエル副首相に触発される可能性がある。

そして、いくつかの詳細は別にして、過去30年間の一般的な方向性を拡張した政府を一緒に形成するだろう。

社会主義とリベラル右派

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オランド氏は2006年、「真実の義務」 (Devoirs de vérité)と題した著作の中で、経済・金融・商業・産業・欧州政策の分野で、社会主義者とリベラル右派が同じ考えを持っていることを認めている。

「ピエール・ベレゴヴォイと共にフランス経済を規制緩和し、効果的にあらゆる形態の競争のための道を開いたのは、フランソワ・ミッテラン大統領(フランス社会党)だった 」と彼は書いている。

ジャック・ドロール(フランス社会党)は、マクロ経済政策の発展のために政治的発展を伴う欧州通貨の立役者となった。

最も革新的な産業改革を導入したリオネル・ジョスパン(フランス社会党)は、公共事業の一部を民営化して批判された。

ライバルであると同時に共犯者でもある2つの派閥が国の代表を独占している。

しかし、この国の「本質的な方向性の欠如」こそが、政治家の騒音と怒りに対する「フランス人の不満」を説明しているのである。

反抗的なフランス人

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社会党と右派は国民議会で92.2%、上院で89%の議席を占めているが、世論は政府の決定を好まず、保守的な野党の方が不人気である。

ほぼすべての国会議員によって承認された環境税(エコタックス)を無制限に延期する権限など、大統領に全権限を与える制度に支えられた体制は堅固である。

しかし、フランス人は反抗的であり、提供できるビジョンを持たない政治家は信用を失っている。


さらに、マスコミは常に悪意のあるゴシップや個人的な争いを誇張して報道している。

18ヶ月の間にかろうじて抵抗したのは、

・税金の支払いを拒否する小規模なビジネスマン
・同性婚に抗議するカトリックの群衆
・18世紀ブルトン反乱軍のスタイルでボネルージュ(赤いニット帽)をかぶった農民やトラック運転手

たちだった。

Le temps des jacqueries
Serge Halimi
https://www.monde-diplomatique.fr/2014/01/HALIMI/49991

【最後に】史上最低だったオランド大統領の支持率

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いかがでしたか❓

ざっくりまとめると

  • フランス経済の悪化と野心のなさから、オランド大統領の人気は低迷。
  • フランスでは右派と左派が、課税レベル、社会保障、移民政策など、すべてのことで意見が異なり互いに罵り合う。
  • 経済・金融・商業・産業・欧州政策の分野で、社会主義者とリベラル右派は同じ考え。
  • 「本質的な方向性の欠如」が、政治家に対する「フランス人の不満」を説明。
  • フランス大統領に全権限を与える制度に支えられた体制は堅固。
  • フランス人は反抗的で、提供できるビジョンを持たない政治家は信用を失っている。


2013年10月にフランスの調査会社イプソスが行った世論調査によると、オランド大統領の支持率は24%。

この数字はフランソワ・ミッテラン大統領が記録した22%という第五共和制での最低記録にせまる低さ。

国の政治が不安定な時には、せめて自分の周りをユートピアにしたいですね。

本日も、去年の夏のバカンスの写真を掲載しましたが、目の保養になったでしょうか⁉︎

今年のパリの冬はとても暖かいです。

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