あれは確か二十年前、渋谷の街に、世にも美しいパンク少年が降り立った、
と思いきや、女の子だったんだ。。
象牙のように白い肌、端正な顔立ちにごく素朴なショートヘア、
カーキ色のジャケットに、カーキ色の軍パンをはいた少女と、ペアルックの弟?
(顔がハーフで似てたから弟だと思う。)
私が始めて川村かおりを見たのは、渋谷のライブハウス・ラママでの(お客さんとして)
ストラマーズのライブか、あるいは、新宿ロフトだったかも。
ひときわ美しい、素朴なパンク少女は、いつものようにライブを楽しんでは、
楽屋へ寄ってメンバーと会話をしたりしてたみたい。
その直後、鳴り物入りでデビューしたのを覚えている人は多いと思います。
愛をくださーい、wow wow、 愛をくださーい、
みたいな、いい曲でしたね。
今聴いてもほんとにいい曲だなーと思う。
ストラマーズの楽屋に出入りしたり、
パンクの王者ヒカゲと浮名を流したり、
辻人生作詞作曲プロデュースでデビューして、恵まれすぎなくらい恵まれていた
ロシア人ハーフの美少女・川村かおりさん。
当時、渋谷新宿界隈ではちょっとした羨望の的でした。
そして時は流れ、深夜の茶沢通りや、環七沿いのセブンイレブン付近で時折すれ違う川村さんは
相変わらず、ドキッとするほどの美貌だった。
なんと今では結婚してママになったんですね!
言葉を交わすことはなかったけど、アノ時代を一緒に生きて共感した女性が
今、立派になってることがうれしい。
http://ameblo.jp/kawamurakaori/
乳癌という病気。
乳房切除後、転移、現在も治療をしながら子育て、音楽活動を続けながら彼女は癌と戦ってる。
立派な女性がここにいると改めて知りました。
ある統計によると、日本女性の20人に一人が乳癌にかかっているらしいんです。
でも、20人に一人って多すぎませんか?
たとえば、小学校の人クラスに最低でも一人は、乳癌になる娘がいることになる。
乳癌なんて、自分には関係ないって思ってたけど、
私と同い年37歳の川村さんの病気を知って、
女性にとってすごく辛くて、でもすごく身近で、女性の誰もがかかるかもしれない病気なのだと、
つくづく感じます。
私の青春の曲。
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