クリエイティブ産業をサポートする英国政府

painted industrial tunnel in contrast├ Economics
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私は、パリに足かけで10年も住んでいながら、好きで聴いている音楽や、時々出かけるライブ、コンサートのほとんどがイギリスのミュージシャンのものです。

クラッシック音楽を聴かないので(オペラなどの例外もありますが)、音楽といえばイギリスだと思っています。

ストーンズやセックスピストルズ、ブラーやレディオ・ヘッドを生んだのがUKロックシーンです。

私が生まれて初めてアメリカ以外の外国へ、自ら目を向けるきっかけになったのも、UKロックシーンでした。

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クリエイティブ産業協議会(CIC)【イギリス】

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フランスのお隣、英国では今から3年ほど前に政府がクリエイティブ産業への金融投資を後押しするための《クリエイティブ産業協議会》(CIC)を創設すると発表しました。

これは、英国経済を刺激するより広範な計画の一環として、「映画、放送、音楽、出版、プレス、ラジオ、ファッション、建築、広告デザイン、芸術、遺産」の領域を統括する「クリエイティブ産業」の支援を目指しています。

クリエイティブ産業は、英国ではGDPの8%を超えるとともに2万人の雇用を創出する英国第3の輸出産業です。

この発表の1年前には、英国の音楽と音楽業界を活性化させるために集まったアーティスト、プロデューサー、エージェントとレーベルによるロビー活動グループが、マニフェスト《創造性の解放》を発行しました。

マニフェスト《創造性の解放》

マニフェスト《創造性の解放》は、2020年までの音楽市場におけるグループのビジョンと、特に、政府への7つの提言を発表しています。

第1の提言は、英国のクリエイティブ産業の成長促進へ向けた政府案の設立を提案し、特別委員会の創設を求めました。

活動グループの創設者、フィーガル・シャーキーは、英国の音楽業界が《インターネット上最大の音楽輸出国になる》事を可能にする重要なステップであると主張しています。

金融界で統一した立場を主張して、企業が直面する障壁を克服するアクション(財務省の経済刺激プラン)を調整するために作成されたCICの重要な役割は、資金調達に苦労しているクリエイティブ産業の企業を、構造的に支援することです。

クリエイティブ産業に属する企業は、同じリスクプロファイルを持っていながら、他のセクターよりも融資を拒否される可能性が高くなることなどから、英国財務省は経済的な不平等を是正したいと考えていています。

《クリエイティブ産業協議会》(CIC)は海外における英国文化の影響力を象徴する部門として音楽の専門家たちのイニシアチブから生まれましたが、 「出版、映画、オーディオビジュアル(音響と映像)、デザイン」もまた英国を代表する産業部門です。

全体としては経済刺激計画における英国のクリエイティブ産業を促進する12以上の政策が英国政府から提案されました。

その中には

 
・英国貿易投資により投資を刺激する「使節」ネットワークを利用可能にすること
・デジタルに関する専門知識を共有(訓練奨励、学術研究など)するための支援
・海外と英国における海賊版と戦うための支援
・中小企業への時には厳しすぎる法的枠組みの軽減

などが挙げられています。

英国政府は、クリエイティブ産業部門が英国経済の回復に貢献するととらえており、財務大臣のジョージ·オズボーンは特に、イギリスで生産された文化商品を増やそうと、クリエイティブ産業の支援プログラムに期待しています。

しかしこの戦略の経済的側面を超えて、クリエイティブ産業をサポートすることは、英国がイノベーションと創造に参加するだけでなく、近隣諸国、そして国際レベルで文化的に輝くための効果的な方法と言えます。

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