世界経済の脆い回復と逆戻りへのリスク

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■国際通貨基金(IMF)によると、欧州債務危機以降、世界経済の回復は先進国では特に脆く、いつリーマンショック以上の経済危機が起こっても不思議ではない。そしてそれは1930年代の世界恐慌を思わせる。

本日の記事は、英国誌ガーディアンからです。
IMF: Global economic recovery fragile and risk of relapse
(http://www.guardian.co.uk/business/2012/apr/17/global-economic-recovery-fragile-imf )
2012年4月17日

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世界経済の脆い回復と逆戻りへのリスク

国際通貨基金(International Monetary Fund)は、ユーロゾーンメンバーによる無秩序な債務不履行が市場のパニックをもたらし、リーマンブラザーズ崩壊後よりもさらに大きな危機を引き起こす可能性があると、世界経済見通し報告書の中で伝えている。ユーロが急落しなかった事を背景に、国際通貨基金(IMF) は先進国の弱い回復を予測した。 

国際通貨基金(IMF)は今日、欧州債務危機はいつでも再燃する可能性があり、世界経済を深刻な不況に戻らせるかもしれないと警告した。基金のチーフエコノミストであるオリヴィエ・ブランチャードは、2011年終わりの金融市場の緊張に続いて、現在は単一通貨を無事に維持する事による穏やかな回復への期待とともに、《窮屈なほどの静けさ》があると言った。

またIMF は、戦後最も長く深い経済不況からの回復へ向けて苦戦する場合には、3250億ポンドの量的緩和プログラム(QE)を追加するため、イングランド銀行に警報解除を与えた。基金は1930年代型不況のリスクがあると述べた。『現在の限られた政策室の環境では、いくつかの有害な衝撃が相互に作用した結果、1930年代を思わせる大恐慌を引き起こす可能性がある。』

一国がユーロから脱退する可能性はあるかという質問に対し、ブランチャードは、『我々は、そのような事がおこらないように出来る限りの事をしている。』と答えた。また、『単一通貨ユーロへのメンバーシップは国の競争力をつけにくくするが、今のところ別のプランはない。一国が一方的にユーロを脱退するコストは非常に高く、生産高の大きな落ち込みへ導くだろう。ある国が単一通貨から脱退する場合それは伝染するおそれがあり、そのための防火壁が必要とされる。他国家のソブリン債に打撃を与えてしまう。』と述べた。

☆PARIS Diary☆

IMFによる世界経済の見通し(World Economic Outlook)

国際通貨基金 (IMF)の主要なパブリケーションである世界経済の見通し (World Economic Outlook) の発表記者会見で、IMFのチーフエコノミストであるブランチャード氏はこう述べた。 『秋にはリーマンサイズのイベントとその回復を脅かす爆発寸前の欧州危機が深刻化した。強力な政策措置を講じ、イタリアとスペインでは新政府が政権を握った。欧州連合は厳しい財政協定を採択して、欧州中央銀行は悪しくも必要とされた流動性を注入した。それ以来一段落したが、窮屈な静けさが残る。いつでも事はぶり返す可能性がある。』

『欧州で、別の深刻な危機が起こる可能性が残っている。防火壁の構築は、完成時に大きな進歩を見せるだろう。しかしながら、防火壁は財政難や競争力、そして国々が直面する成長問題を解決する事はできない。マクロ経済や政府のフロントに関する悪いニュースは、我々が去年の秋に見た原動力点火型のリスクを伴う。』そう付け加えた。

☆PARIS Diary☆
Jean Luc Baldès | “Noir de Casteyrac” Cahors 2009

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