PARIS Diary since 2006 https://parisdiary.fr Tue, 06 Oct 2020 22:39:46 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.5.1 https://i0.wp.com/parisdiary.fr/wp-content/uploads/2019/12/cropped-paris-diary-logo-1.png?fit=32%2C32&ssl=1 PARIS Diary since 2006 https://parisdiary.fr 32 32 172020906 オランダのエッシャー美術館へ【Escher in Het Paleis】 https://parisdiary.fr/mc-escher-den-haag/ https://parisdiary.fr/mc-escher-den-haag/#respond Thu, 01 Oct 2020 21:12:17 +0000 https://parisdiary.fr/?p=5359 オランダの画家M.C.エッシャーのことは知らなくても、「不思議な階段の絵」を誰しも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

今回は、オランダのハーグにある「M.C.エッシャー美術館」についてご紹介します。

 「視覚の魔術師」の異名をもつM.C.エッシャー。

M.C.エッシャーのトリックアートの世界をおたのしみください。

オランダのエッシャー美術館【Escher in Het Paleis】

エッシャー美術館とは

旧王宮の建物・ハーグ宮殿と室内装飾の美しさが、エッシャーの作品を格調高く引き立てています。

館内には120点以上のエッシャーの版画や写真、オブジェなどが展示されていて、美しい階段を3階まで上ると、ちょっとしたアトラクションを楽しむことができます。

エッシャー美術館の所要時間は人それぞれだと思いますが、私が滞在したのは2時間くらい。

12時頃、美術館に到着してすぐ、ミュージアムショップを見たり地下のカフェで休憩。

それから展示室をまわりはじめて、見終わったのは14時頃でした。

本当はもっとゆっくりしたかったのですが、次の美術館を予約していたので少々名残おしかったです。

M.C.エッシャーとは

エッシャー美術館の歴史

1760年に建てられた現在の「エッシャー美術館」は、1896年にこの宮殿を取得したオランダの「エマ王妃」が冬の間滞在したことで知られています。

それから月日が経ち、1990年に一族は、文化活動にのみ使用するという条件で宮殿をハーグの地方自治体に売却しました。

ロダン、フリーダ・カーロ、ヴェネチアングラスなどの展覧会が成功をおさめた後、2002年11月から常設の「M.C.エッシャー回顧展」が開催されています。

エッシャー美術館場所はどこ❓【オランダ・ハーグ】

エッシャー美術館

エッシャー美術館の所在地と開館日時【行き方】

*住所:Lange Voorhout 74, 2514 EH Den Haag, Netherlands

*最寄駅:Den Haag

*開館日時:火曜〜日曜の11時〜17時まで(月曜定休)

*Tel: 070-4277730 

エッシャー美術館情報【入場料と所要時間】

*チケット:大人10€、子供6.5€ (7-15歳まで) 

・コロナの影響でオンライン予約必須。
・オーディオガイド5€(日本語)、専用アプリあり(無料)、館内Wi-Fiあり

*所要時間:約1〜2時間

*URL:https://www.escherinhetpaleis.nl/

*E-mail: info@escherinhetpaleis.nl

M.C.エッシャー作品紹介

相対性 1953年
爬虫類 1943年

【エッシャー美術館】ミュージアムShop & Cafe

エッシャー美術館【ミュージアムショップ】

エッシャー美術館ミュージアムショップ

入館すると一階にミュージアムショップがあります。

コロナ対策で、一度にショップ内に入れるのは4人まででした。

ポストカードやポスター、Tシャツ、画集など、時間と余裕があればショップ内のお土産もおすすめです。

エッシャー美術館カフェ【MC カフェ】

こちらは地下の「MC カフェ」。

エマ王妃のキッチンと広い食卓が、エッシャー美術館のカフェになっています。

地下には無料のコインロッカーがあります。

荷物を預けてからお隣のカフェでオランダの小さなケーキをいただいたところ、なかなか美味でした。

最後に

実を言うと、ここハーグにある「M.C.エッシャー美術館」で展示されている作品のほとんどは、大きな声では言えませんが「レプリカ」だそうです。

それでも十分素敵な体験を味わうことができました。

日常生活の中で私が最も「豊かさ」を感じるのは、美術館の中で、1人芸術に向き合っている時です。

今回の旅でも、そんな至福の時を味わうことができました。

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https://parisdiary.fr/mc-escher-den-haag/feed/ 0 5359
フランスの主要美術館の再開 徹底リスト【2020年6月最新】 https://parisdiary.fr/deconfinement-musee-france/ https://parisdiary.fr/deconfinement-musee-france/#respond Sat, 30 May 2020 17:41:22 +0000 https://parisdiary.fr/?p=4155 フランスでロックダウンが解除されたけど、美術館や博物館にはいつから行けるの? 本記事ではそんな疑問に答えます。フランスの美術館を再開の日付順にリストアップしました。

ルーヴル美術館ランス別館は6月3日、パリ市営の美術館は6月16日から再開。オルセー美術館は6月23日、ポンピドゥーセンターは7月1日、ルーブル美術館は7月6日に再開される見込み。

フランスの美術館の再開はいつ?【フランスの美術館とコロナ】

Galerie du Temps
出典:Louvre-Lens

ゆるやかな再開【美術館のコロナ対策】

フランスでは、美術館はコロナの影響で入場が制限された後に閉鎖された最初の場所の一つ。5月11日には「小さな美術館」が再開を認められました。「大規模な移動を伴わない」美術館は衛生管理、特に距離を遵守することを条件に再開。

公園では公共の安全のために、物理的な距離を取ること、10人以上での集団競技や集会の禁止するなどの措置が取られます。

美術館では

  • マスクの着用
  • バリアジェスチャーの尊重
  • 予約システムの導入
  • 新しい方向指示板の設置

により来館者に最大限のセキュリティを提供すると伝えています。

パリのルーヴル美術館の再開はいつ?

パリのルーヴル美術館、ドラクロワ美術館、ルーヴル=レンズ美術館が再開に向けて夏と秋の文化プログラムを発表。

ルーヴル美術館は7月6日(月)から、ドラクロワ国立美術館は6月22日(月)の再開に向けて準備中。

ルーヴル美術館ではこの夏、«Figure d’artiste»展が開期を延長して開催される予定。« Figure d’artiste »展は、「ルネッサンスの天才たち」に捧げられるシーズンの一環として企画された「訪問者の誰もがルーヴルを構成する偉大な芸術家を発見」することができる家族向けのプログラム。

国立ドラクロワ美術館は、少人数グループでの来館を無料で提供。

同日に予約可能な訪問時間を、ルーヴル美術館ではオンライン(ticketlouvre.frで、ドラクロワ美術館は電話で(Tel:0144418650、9:30~17:30)予約することを強く推奨。

※ 無料またはミュージアムカードで来館する場合も同様です。

美術館へのアクセスが唯一保証される事前予約は、両館とも6月15日(火)から開始。

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5月11日:フランスの小さな美術館

国立美術館をはじめとする「小さな」美術館・博物館が再開。

◾️「アジャン美術館」(musée des Beaux Arts,アキテーヌ地方)

アジェン美術館ではゴヤを鑑賞できる
出典 : Archives “Sud Ouest”

◾️「ジロデ美術館」(musée Girodet, モンタルジ、サントル=ヴァル・ド・ロワール地方)

Girodetによるロマン主義絵画
出典:Radio France – Anne Oger

◾️「ミニチュアシネマ博物館」(musée Cinéma et Miniature,リヨン)

◾️「ポメリー」 (domaine Pommery,ランス)は現代美術の企画展示を開催。

◾️「美術とレースの博物館」(ノルマンディー地方アランソン )は、「感染症対策が明確に検証される前に、従業員を職場に戻し訪問者を受け入れることは適切ではないように思われる」と説明。

ブライダルベール
アレンソンの美術とレースの博物館はさらに数週間封鎖
出典:Archives L’Orne Hebdo / Laurent Rebours

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フレーベル館
¥1,650 (2020/10/09 12:23:03時点 Amazon調べ-詳細)

5月下旬: 【Giacometti、Jacquemart-André、Atelier des Lumières】

5月15日

◾️5月15日、パリでは「ジャコメッティ・インスティテュート」(Institut Giacometti)が再開。チケットの購入はオンラインのみ。

https://www.fondation-giacometti.fr/fr/institut
ジャコメッティ・インスティテュート
出典:Office de tourisme Paris

◾️5月21日、「スーラージュ美術館」(Le Musée Soulages,ミディ・ピレネー地方ロデーズ) が一度に100名限定で再開。

◾️5月22日、リール郊外のルーベ市にある紡績工場の建物を美術館にしたテキスタイルの博物館「マニュファクチュール」(Manufacture)は、初めは開館時間を制限して訪問者を迎えます。

◾️5月25日、パリの「Fondation Galerie Lafayette」の現代アートセンター「Lafayette Anticipations」が再開。企画展の開催期間を9月まで延長。

◾️フォンダシオン・デュビュフェ(Fondation Dubuffet)

Fondation Jean Dubuffet, site officiel
site officiel de la fondation dubuffet, villa falbala, closerie falbala, biographie, bibliographie, ecrits, expositions, sculptures, archives...

5月26日

同じくパリで「Culturespaces」が運営する2箇所が再開。

◾️「ジャクマール=アンドレ美術館 」(musée Jacquemart-André) が再開されます。企画展「Turner, peintures et aquarelles Collections de la Tate」(ターナー、絵画と水彩画 – テートコレクション) は2021年1月11日まで。

Musée Jacquemart-André
INSTITUT DE FRANCE | Paris
Turner, peintures et aquarelles Collections de la Tate
「ターナー、絵画と水彩画 – テートコレクション」
2021年1月11日まで開催
出典:musée Jacquemart-André

◾️「アトリエ・デ・リュミエール」 (Atelier des Lumières)が再開。

L'Atelier des Lumières - Site officiel - Créé par Culturespaces
Atelier des Lumières - Site officiel
「Monet, Renoir… Chagall. Voyages en Méditerranée」
2021年1月3日まで開催
出典:Atelier des Lumières
「Yves Klein, l’infini bleu」
2021年1月3日まで開催
出典:Atelier des Lumières

◾️5月27日、レ・ボー・ド・プロヴァンスにある「キャリエール・ドゥ・リュミエール」(Carrières de Lumières)も再開を目指しています。

Carrières de Lumières - Site officiel - gérées par Culturespaces
Carrières de Lumières - Site officiel du Château des Carrières de Lumières. visites, accueil du public, horaires, tarifs.
「Dalí, l’énigme sans fin」
2021年1月3日まで開催
出典:Carrières de Lumières
「Gaudí, architecte de l’imaginaire」
2021年1月3日まで開催
出典:Carrières de Lumières

◾️5月27日には、「グルノーブル美術館」(Le Musée de Grenoble)も、再開3日前に衛生状態を新たに評価した上で再開の予定。

5月31日

◾️モンマルトル美術館(Musée Montmartre ) :Otto Freundlich (1878-1943), la révélation de l’abstraction (オットー・フロイントリッヒ(1878-1943)、抽象化の啓示)展は21年1月まで。

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6月2日:【Marmottan, Louvre-Lens、Centre Pompidou-Metz】

フランスは6月初めには封鎖解除の第二段階に入り、この日に再開の準備をしている美術館・博物館はマルモッタン・モネ美術館、ルーヴル美術館ランス別館、ポンピドゥーセンター・メスなど。

6月2日

◾️パリの「マルモッタン・モネ美術館」(Musée Marmottan-Monet)が状況次第では再開可能。

Musée Marmottan – Monet — Musée Marmottan Monet

◾️Monnaie de Paris:常設展示は 6月中無料

Accueil | Monnaie de Paris

◾️アヴィニョンの「コレクション・ランベール」(Collection Lambert)も、当局が許可した場合、6月2日から夏のプログラムを開始。

6月3日

◾️「ルーヴル美術館ランス別館」(Louvre-Lens)は条件が良ければ、6月3日(水)に「Galerie du Temps」の再開を目標としています。その一週間後6月10日には、3月末にオープン予定だった企画展「黒い太陽 (Soleils noirs)」がオープン。

Site officiel du musée du Louvre-Lens - Un lieu de découverte et d’émerveillement
Découvrez le musée, les œuvres de la Galerie du Temps, les expositions temporaires, la progammation et préparez votre visite au Louvre-Lens.

6月6日

◾️ヴェルサイユ宮殿

Château de Versailles | Site officiel
Résidence officielle des rois de France, le château de Versailles et ses jardins comptent parmi les plus illustres monuments du patrimoine mondial et constituen...

6月8日

◾️Halle Saint-Pierre : « Le monde selon Roger Ballen »「ロジャー・バレンによる世界」展7月31日まで

6月9日

◾️ケ・ブランリージャック・シラク美術館(Musée du Quai Branly-Jacques Chirac)ではいくつかの展覧会が同時に開催 :

Expositions
  • « Frapper le fer »、6月28日まで。
  • 「ヘレナ・ルービンシュタイン:マダムのコレクション」9月27日まで。
  • « À toi appartient le regard et (…) la liaison infinie entre les choses » 6月30日から11月1日まで。
  • « Les curiosités du monde de Françoise Huguier » 6月30日から10月11日まで。

6月10日

マイヨール美術館(Musée Maillol) :
« Esprit, es-tu là ? Les peintres et les voix de l’au-delà »11月1日まで

6月13日

◾️「ポンピドゥーセンター・メス」(Centre Pompidou-Metz) が再開予定。

Bienvenue | Centre Pompidou Metz
「Le ciel comme atelier. Yves Klein et ses contemporains」
出典:Centre Pompidou-Metz

6月14日

◾️ギユスターブモロー美術館

Musée Gustave Moreau

6月15日

◾️Palais de Tokyo :

  • Ulla Von Brandeburg (ウラ・フォン・ブランデブルク)9月13日まで
  • Notre Monde Brûle (私たちの燃える世界)9月13日まで

6月16日:パリ市の市営美術館【Petit Palais、Bourdelle、Musée de la Vie Romantique】

パリ市営美術館一覧

衛生条件がすべて満たされた場合、パリ市は6月16日に市営美術館を再開する予定。常設展示は無料です。最も大きな美術館プティパレは一部企画展のみ再開。

6月16日

◾️プティパレ(Petit Palais)

6月16日に再開されますが、「La force du dessin, chefs-d’oeuvre de la collection Prat」展のみ開催。

Petit Palais
Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris

◾️ブルーデル美術館 (Musée Bourdelle)

Musée Bourdelle | un atelier musée

◾️パリ解放博物館 (Musée de la Libération de Paris) ルクレール美術館 (Musée du Général Leclerc) ジャン・ムーラン美術館 (Musée Jean Moulin) : Les Parisiens dans l’exode de 1940 (1940年のパリジャン展) 12月13日まで

Bienvenue sur le site du musée de la Libération de Paris – musée du Général Leclerc – musée Jean Moulin

◾️国立移民歴史博物館(Palais de la Porte Dorée-Musée national de l’histoire de l’immigration) : « Christian Louboutin : l’Exhibition(niste) »(クリスチャン・ルブタン展) 1月4日まで

◾️ロマンティック美術館 (Musée de la Vie Romantique)

Musée de la Vie Romantique
Le Musée de la Vie romantique situé dans le quartier de la « Nouvelle Athènes », est l’ancienne demeure du peintre Ary Scheffer. Avec sa cour, son jardin et ses...

◾️メゾン・ドゥ・バルザック (Maison de Balzac)

では閉館前に開催されていた展示が延長されます。

6月下旬 :【Orsay、Orangerie、Delacroix】

その他の美術館の開館はもう少し遅れます。

6月22日

◾️オランジュリー美術館 (Musée de l’Orangerie)

Musée de l'Orangerie |

◾️ドラクロワ美術館

fr - Musée Delacroix
Musée Delacroix

6月23日

◾️オルセー美術館 (Musée d’Orsay)

Accueil - Musée d'Orsay

6月25日

◾️シャラントのマッシニャックにあるドメーヌ・デ・ゼタン (Le domaine des Étangs)では、6月25日より企画会「イヴ・クライン (Yves Klein)」を開催。

Yves Klein - IKB182 le monochrome | Domaine des Etangs

6月26日

◾️La Défenseでは毎年恒例の野外企画展示「Les Extatiques」が6月26日から10月まで開催。このイベントの一部は、ブローニュ・ビヤンクールのセーヌ・ミュジカル (Seine Musicale)でも行われます。

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7月上旬:フランス最大の美術館【Louvre、Centre Pompidou】

パリでは、夏のバカンス前にフランス最大の美術館が再開。

7月1日

◾️ポンピドゥー・センター (Centre Pompidou)

Centre Pompidou
La 1ère collection d’art moderne et contemporain d’Europe, des expositions, spectacles, débats, activités pour enfants… ...
Constantin Brancusi, « La Muse endormie », 1910

7月6日

◾️ルーブル美術館 (Louvre)

ルーヴル美術館の公式ウェブサイト
Préparer sa visite, connaître l’actualité du musée, participer aux activités, découvrir les œuvres.

パリ市が運営する

◾️近代美術館 (Musée d’Art Moderne de Paris)

Musée d'Art Moderne de Paris |

◾️コニャックジェイ美術館 (Musée Cognacq-Jay)

Musée Cognacq-Jay

が7月中旬に再開しますが、企画展の開催は秋から。

地方では

◾️マルセイユのヨーロッパ・地中海文明博物館 (Mucem)

◾️ランデルノーのエレーヌ&エドゥアール・ルクレール基金 (Fonds Hélène et Edouard Leclerc、Landernau)

Accueil - FONDS HELENE&EDOUARD LECLERC POUR LA CULTURE
site officiel du FONDS HELENE ET EDOUARD LECLERC POUR LA CULTURE

◾️ボルドーの新しいアート会場バッサン・ド・リュミエール (les Bassins de Lumière)

などが再開予定。

9月以降:楽しみな企画展がめじろ押し【Luxembourg、Galliera、Zadkine、Bourse de Commerce】

さらに遅い開館を予定している美術館もあります。

パリでは

◾️9月23日: リュクサンブール美術館 (Musée du Luxembourg) 企画展「マンレイとモード」(Man Ray et à la mode) 21年1月17日まで

Musée du Luxembourg - Paris

◾️「シャガール・ザッキン展」を開催するザッキン美術館 (Musée Zadkine)も秋再開。

| Musée Zadkine | Un atelier-musée
CHAGALL | ZADKINE | TRAJECTOIRES CROISÉES
「シャガール・ザッキン展」
2020年11月13日から2021年4月25日まで開催
出典:Musée Zadkine

◾️パレ・ガリエラ(Palais Galliera:ファッション博物館)

Page d'accueil

◾️カルナヴァレ美術館 (Musée Carnavalet:パリの歴史)

◾️ヴィクトル・ユーゴーの家 (Maison de Victor Hugo)

は修復工事中のため、再開はずっと後になりそうです。

2021年

◾️2021年春:「Bourse de Commerce」(ブルス・ドゥ・コメルス)で2020年6月開館予定だった安藤忠雄が手がける「ピノー財団美術館」(Fondation Pinault)が、来年春にオープン。

Bourse de Commerce — Pinault Collection
Bourse de Commerce — Pinault Collection. Ce site accompagne le chantier de la Bourse de Commerce — Pinault Collection dont l'ouverture est prévue au printemps 2...

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最後に

いかがでしたか。フランスの主要な美術館は、7月中旬までにほぼ再開されるようです。

9月以降には「Galliera」や「Musée Zadkine」、「Musée du Luxembourg」では面白そうな企画展示が勢揃いします。とはいえ、第2波が来たらそれどころではなくなってしまうので、気を抜かずに過ごしたいですね。

今回は以上になります。

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5月11日ロックダウン解除について知っておきたい10の事【フランスのコロナ】 https://parisdiary.fr/deconfinement-11-mai/ https://parisdiary.fr/deconfinement-11-mai/#respond Thu, 07 May 2020 22:08:06 +0000 https://parisdiary.fr/?p=3972 ■外出禁止(制限)51日目のパリから、5月11日から段階的に解除されるフランスのロックダウンについて、本日午後に行われたフランス政府の発表を10項目にまとめました。

■100kmを超える移動には証明書が必須、交通機関でのマスクの着用義務化、その他学校の再開など、来週月曜日から段階的に実施される「封鎖解除」の主要措置が発表されました。

【フランスのコロナ】5月11日のロックダウン解除について知っておきたい10の事

ロックダウンされたパリのオペラ座

【フランス政府の発表まとめ】

  1. 自宅から100km以上の移動には証明書が必要。

    ◇100km以上の移動の証明書◇ 

    月曜日からは、自宅から直線距離にして100kmまで自由に移動できるようになる。
    100km以上の移動には新たな証明書が必要。鉄道駅、航空ターミナル、または高速道路や幹線道路の区間、観光地などでチェックが行われる。

    ◇新たな証明書の発行◇

    この「制限は居住県内から離れる場合にのみ適用される」。居住県内における100キロ以上の移動には制限がない。例えば、マルヌ県で最も遠い2つの地点は、120km以上離れている。
    また、移動が半径100kmを超える場合にも、近日中に紙とデジタルの両方の形式で特定の証明書を利用できるようになる。移動のやむを得ない理由には、不可欠な出張、身内の死、子供や脆弱な両親への付き添い等の条件が付く。

    ただの訪問、娯楽目的の旅行やセカンドハウスへの移動は、やむを得ない理由の範囲内ではないとする。

  2. 公共交通機関ではマスクの着用を義務化。

    公共交通機関では11歳以上の乗客にマスクの着用を義務化。違反者には135ユーロの罰金が課せられる。マスクを入手できなかった人には、国が解除初日に一般市民向けにマスクを配布する。パリを含むイル・ド・フランス地方では、ラッシュアワー時の公共交通機関の利用を「雇用主による証明書を持つ人や、やむを得ない理由がある人(健康上の理由、司法・行政からの召喚、子供の同伴)」に限定される。

    ※証明書をダウンロード→https://www.interieur.gouv.fr/Actualites/L-actu-du-Ministere/Attestation-de-deplacement-et-de-voyage

    ※ラッシュアワー時とは:6時半-9時、16時-19時

    ◇交通機関の限定的な再開◇

    電車の予約・電車内のマスク着用義務化。
    RATPではラッシュアワー時、一部の市民に対してのみ利用が確保される。違反者には135ユーロの罰金が課される。

    5月11日、フランスは非常に限られた方法で再稼働する。現在7%である地域間トラフィックは、5月11日には30%に増加、今月末までに40%稼働する。それらを利用するためには、定期購入者を含むすべての人に予約が必須となる。また、11歳以上の乗客にはマスクの着用が義務づけられる。

    イル・ド・フランス地方では、月曜日の時点で、公共交通機関が75%以上まで再開。テレワークが主流になることを再認識すること。したがって、イル・ド・フランス地方の公共交通機関へのアクセスは、雇用主による証明書を持っている人、または健康上の理由、司法・行政からの召喚、子供の同伴など、やむを得ない理由がある人のためにラッシュアワー時に限定される。

    最初の数日間は許容される。
    SNCFまたはRATPにかかわらず、マスク、列車の予約や証明書がない場合、135ユーロの罰金が課せられる。

    車内でのマスクについて、国は「解除初日にマスクを入手できなかった人に配布するようにする」。移動証明書が義務付けられる100km以上の距離は、「直線距離」で計算される。

  3. フランスの5万500校のうち「80%~85%」の学校が「5月12日から」開校。

    来週時点で100万人の幼稚園児と小学生を約13万人の教師が迎える。ただし、「赤」に分類された地域は再開できない。「緑」に分類された地域では、5月18日から6年生と5年生の授業復帰が想定されている。

  4. 老人ホームは引き続き封鎖。

    5月11日以降、脆弱な人々に対する強制封鎖はないが「肥満や糖尿病」または「呼吸不全」の疾患を持つ高齢者や病人は、ここ2ヶ月間してきたように、可能な限り厳しい注意を続けるようにと呼びかける。

  5. 図書館・美術館・メディアライブラリーは再開。

    個人で行う屋外スポーツは許可されるが、屋内スポーツ会場は引き続き閉鎖。
    図書館、美術館、メディアライブラリーは再開を許可されるだろう」とし、「バリアジェスチャー」(マスクや手洗い、接触を避けた挨拶、肘の内側で咳をする等の身を守る行為)や物理的な距離を尊重しなければならないと強調。映画館やコンサートホールは閉鎖されたままとし、9月まで5,000人規模のイベントは開催できない。

  6. 県知事の許可を得て、ケースバイケースでの海水浴場や湖の開放が可能。

  7. 今月末までに、聴衆をともなう宗教祭祀の再開が可能になる。

  8. 4万m²以上のショッピングセンターは、パリ地方を除き再開が可能。

  9. 40万社の企業が月曜日から営業を再開。

    5月11日の封鎖解除の初日には、87万5000人を雇用する40万の企業が再開する。再開するのは7万7000軒の美容院、3万3000軒の衣料品店、1万5000軒の花屋、3300軒の本屋であり、社会的・経済的生活の再開を意味する 。

  10. フランス国境は “追って通知があるまで “閉鎖 。

    欧州圏内(EU連合、シェンゲン圏、英国)の国々とのフランスの国境に関する制限は「少なくとも6月15日まで」延長され、欧州圏外の国々との国境は「更なる通知があるまで閉鎖されたまま」…..欧州地域では、衛生・医療状態が許す限り、関係各国と協議の上で、交通規則の段階的かつ秩序ある緩和を行う」としている。

    ◇ 6月15日まで続く国境規制◇

    欧州諸国とは、国境労働者の自由な移動が維持される。また、医療上の非常事態宣言を延長する法案で認められた「フランスに入国するフランス人または外国人のための」14の措置は、「現段階では適用されない」(フランス海外県とコルシカ島を除く)。欧州近隣諸国との国境を越える場合は、「子供の親権や就学に関するもの」や、季節的農業労働者を含む「やむを得ない経済的理由」など、「特定の追加免除が可能となる」。

    フランスの欧州以外の国との国境は「追って通知があるまで閉鎖されたまま」となる。感染の流行が始まって以来、国境閉鎖は原則であり、横断許可は例外とする。

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【フランスのコロナ】ロックダウン解除マップ

エドゥアール・フィリップ首相と閣僚数名らが、5月11日時点で行われる封鎖からの「段階的な」解除に向けた手順を提示しました。ロックダウン解除は、ほぼフランス全土で行われますが一部「制限」があります。

【フランスのコロナ】ロックダウン解除マップ
▲封鎖解除マップ5月7日最新版

制限される4つの地域:

  • イル・ド・フランス (パリがある地域)
  • オー・ド・フランス
  • グラン・テスト
  • ブルゴーニュ・フランシュ・コンテ

+マヨット(海外フランス県)

これらの地域は、感染流行の進行状況を示す地図上で赤く表示。
海外フランス県のマヨットでは、封鎖解除が5月11日を超えて延期。それ以外の地域はすべて緑色に分類されています。緑色はウイルスが活発ではない地域

パリ近郊からフランス北東部のドイツ国境にかけて、地図が赤くなっていますね。これらの地域に関しては、5月11日以降も監視が必要とされます。赤色の地域では、6月2日まで公園や大学は閉鎖されたまま

【フランスのコロナ】フランス人の行動と声

フランスでは政府がマスク不要論から一転してマスクの義務化に寝返ったことに対し、医療従事者のマスクを確保するために国民に「マスクは必要ない」と言っていたのではないかとして、76%のフランス人が「政府がマスクについて国民をだました」と考えています。

また、5月11日から、フランスの労働人口の52%が工場またはオフィスへ戻り、21%が在宅勤務を継続し、16%が部分的失業にとどまります。(出典:odoxa)

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最後に

この二か月の間に、一度だけどうしても必要があって仕事へ行きました。上の写真は全てその時、撮影したものですが、地域によって人出に大分差がありました。

ロックダウン解除を前に街に活気が戻り始め、街中ではすでにはめをはずす人たちを大勢見かけます。

飲食店の再開はまだ先になりますが、5月に入ってから、パリでは店を開けて再開の準備をするブティック、店頭でテイクアウト販売をするレストランやカフェ、ワインバー、アイスクリーム屋さんなどがかなり見られるようになりました。

それから、5月11日からマスクを忘れて電車に乗ると大変なことになります(135ユーロの罰金!)フランスのみなさんは、くれぐれもマスクを忘れないようにしましょうね。

今回は以上になります。

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【フランスのコロナ】Covid-19 今すぐ生活を変えて!【新型コロナでフランスが封鎖】 https://parisdiary.fr/covid-19-et-la-vie-bascula-des-maintenant/ https://parisdiary.fr/covid-19-et-la-vie-bascula-des-maintenant/#respond Thu, 30 Apr 2020 03:58:14 +0000 https://parisdiary.fr/?p=2449 3月の終わりには全世界で30億人近くの住民が試練の中に閉じ込められました。

新型コロナウイルスの危機は、デジタル資本主義への最期の抵抗を一掃し、非接触型社会の到来を予期するリハーサルなのか…。

少なくともこの危機は、私たちの存続にとって生涯忘れることのできない最初の地球規模の脅威になることは間違いないでしょう。

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5月11日に外出禁止が解かれることが決まったフランスから、本記事前半ではコロナウイルスへのグローバルな論考を紹介。

後半はフランスのコロナのリアル、さらに医療崩壊しなかった国々についてまとめました。

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【フランスとコロナ】Covid-19 今すぐ生活を変えて!【封鎖生活】

コロナの悲劇が終わったらすべては元に戻るのか?

この30年間、危機のたびに世界が理性に立ち返り、悟りを開いて狂気を終わらせるという理不尽な希望を抱いてきた。私たちは”封鎖”によって、その後の行き詰まりと危険をはらんだ社会政治的ダイナミクスが逆転することを信じた。

1987年の株式市場暴落が民営化の暴走を終わらせて、1997年と2007-08年の金融危機が幸せなグローバリゼーションを止めることを望んだ。しかしそうはならなかった。

9/11の同時多発テロは米国の傲慢さへの批判と、狂ったように問いかけた。「なぜ彼らは私たちを憎むのですか?」しかしそれも続かなかった。

私たちのほとんどは、戦争、軍事クーデター、そしてロックダウンを直接経験していない。しかし3月の終わりには、全世界ですでに30億人近くの住民が試練の中に閉じ込められた。彼らのほとんどは、田舎の別荘の周りに咲く椿を観察する作家などではなかった。

今後数週間で何が起こっても、新型コロナウイルスの危機は私たちの存続にとって、忘れられない最初の地球規模の脅威になるだろう。政治家は少なくともその事を考慮に入れなければならない。

欧州連合は予算ルールを一時停止した。エマニュエル・マクロン大統領は年金改革を延期し、病院スタッフにペナルティを課すことになった。米国議会は、ほぼ全てのアメリカ人に$ 1,200の小切手を送るよう投票した。

しかし、すでに10年以上前に新自由主義者たちは債務の劇的な増加、財政刺激策、銀行の国有化、資本管理の部分的な回復に同意した。緊縮政策により、彼らは世界的恐慌の間に手放したすべてのものを取り戻し、さらにいくつかの「進歩」を達成した。

従業員は今後、より不安定な状況下でより長く頑張って働き 「投資家」と金利生活者が払う税金はより少なくなるだろう。

ギリシャの公立病院では資金と薬が不足し、根絶したと思っていた病気の復活により大きな代償を支払った。

全面的な見直しへの道と思われることが、実は「衝撃の戦略」につながることがある。2001年の「9.11」で、ワールド・トレード・センターが攻撃された数時間後、ある英国政府の大臣の特別顧問が、次のようなメモを回覧した。

今日は、私たちが実行すべきすべての事を、こっそりこなすのに絶好の日です。 」彼女は、イラク戦争や英米企業がもたらすであろう災害はおろか、テロとの戦いの名の下に公共の自由に課せられるであろう制限についても、考えていなかったのかもしれない。

« Restez chez vous » (家にいなさい)や「distancing」(人との距離をおく)という指示に加えて、急速に進む社会のデジタル化によって、私たちの社交性は混乱する恐れがある。

衛生緊急事態」は、「インターネットなしで生きていくことは可能か」という問いをより切迫したものにするか、まったく無関係なものにするかのどちらかになるだろう。

フランスでは、誰もが身分証明書を常に携帯しなければならないが、まもなく携帯電話は便利なだけでなく、市民を監視するための必須アイテムになるだろう。

また、紙幣や硬貨は感染症を媒介する可能性があるため、今やクレジットカードやデビットカードが公衆衛生を保障する。また、すべての購入品をリスト化し、記録し、アーカイブすることも可能になるだろう。

中国の「監視資本主義社会」に見られるように、「匿名性への不可侵の権利の退歩」は、私たちの意識と生活の一部になりつつある。私たちの唯一の反応は、素朴な驚きである。

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デジタル資本主義への最期の抵抗を一掃し非接触型社会が到来する

新型コロナウイルスが登場する以前から、フランスでは個人情報を提供せずに列車に乗ることはできない。

オンラインで銀行口座にアクセスするには、銀行に携帯電話番号を教えなければならないし、散歩に出れば、確実に監視カメラに映っている。そしてこの「衛生危機」により、新しい一歩が踏み出された。

パリでは、ドローンが立ち入り禁止区域を監視している。韓国では、地域社会に危険をもたらすような体温の人がいると、センサーが当局に警告を発する。ポーランドでは、自己隔離中の人々は、自宅にいることを確認するために携帯電話にアプリをインストールしなければならず、あるいは抜き打ちの警察の訪問を我慢しなければならない。国民は危機的状況下での監視対策を広く支持しているが、その対策によって危機を乗り切っているともいえる。

来るべき経済革命は、自由がさらに制限される世界になるだろう。 何百万もの食品店、カフェ、映画館、書店が感染を防ぐために世界中で閉店している。

彼らは宅配もできず、デジタル製品の販売にも恵まれていない。 危機が終わればどれだけの店が再開し、どのような状態になるのだろうか。

何十万人もの配送ドライバーや倉庫スタッフを雇用しているアマゾンや、15万人の「アソシエイツ」を雇用するウォルマートのような流通大手の方が見通しは明るい。彼らほど私たちの嗜好や選択をよく理解している人はいるだろうか?

コロナ危機は、デジタル資本主義への最後の抵抗を一掃し、人と人との接触のない社会の到来へのリハーサルになるだろう。抗議、行動、政党、民衆、国家がシナリオを変えない限り…。

多くの人は「政治は私には関係ない」と言うが、その日が来るまで、医師が患者の生死を決めるのは政治的な選択だと気づくことはない。そして今、その日がやって来た。

中央ヨーロッパ、バルカン半島、アフリカ諸国では、医療専門家は長年にわたり、より安全な国に移ってきた。そこでの状況もまた、政治的な選択の結果である。今日、私たちはおそらくこのことをよく理解している。

家にいると、私たちは立ち止まって考える。
そして、行動を起こしたくなる。 今すぐに。

保護主義、環境主義、社会正義、公衆衛生

マクロンの提案に反して、世界が辿ってきた開発モデルを「再検討」することはもはや問題ではない。私たちはすでに、それを変える必要があると知っている。今すぐに。

そして、「我々の保護を他国に委ねるのは愚かなこと」とし、「自由で歪みのない競争」を維持するためだけに存在する戦略的な依存関係を終わらせようではないか。

マクロンは、フランスは「断絶」しなければならないと言っているが、彼は決して決定的な「断絶」はしないだろう。国家主権を犠牲にし、競争を最高の目的としてきた欧州の条約や自由貿易協定を、単に暫定的に「中断」するのではなく、徹底的に非難すべきだ。 今すぐに。

病院の患者やスタッフ、流通、スーパーマーケットの労働者が命をかけて頼りにする何百万ものマスクや医薬品の供給を、世界中に張り巡らされて、在庫ゼロで運営されるサプライチェーンに委ねることのコストを、今では誰もが理解している。

森林破壊、オフショアリング、廃棄物の蓄積、大衆旅行が地球にもたらすコストは誰もが理解している。パリは年間で人口の17倍以上に上る3800万人の観光客を迎え、それを誇りにしている。

保護主義、環境主義、社会正義、公衆衛生が一体となっている。これらは、今すぐに打開策を実行するのに十分な力を持つ反資本主義政治連合の重要な要素である。

『ルモンド・ディプロマティック 仏語版』セルジュ・アリミ
2020年4月号から抜粋して翻訳

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リアルなフランスのコロナ

医療崩壊したフランスは現在世界で4番目に感染者数の多い国となっており、4/29日現在16万5000人以上の感染者、4300人以上の重症者をかかえ、病院や老人ホームで亡くなったトータルの死者数は23660人に上ります。しかしその数字はだいぶ落ち着いてきています。

毎日の死者数フランス
フランスの新規感染者数

ロックダウンが開始された3月17日(火)だけで、Fnac Dartyのウェブサイトでは65,000件のオンライン販売を記録。プリンター、冷凍庫、コンソール、ボードゲーム:これらは「軟禁生活」の中で多くのフランス人にとって必要不可欠な「非必需品」になりました。

Odoxaの調査によると、約45%のフランス人がロックタウンの影響で全く働いておらず、25%が在宅勤務をしていると答え、フランス経済を維持している倉庫作業員や配送ドライバーは、スーパーや薬局などのエッセンシャルワーカーに次いで、最もリスクにさらされた市民の1人です。

マルセイユでは警察がドローンを飛ばして、上空から住民に家で過ごすよう呼びかけています。

「年間で人口の17倍以上の3800万人の観光客を迎え、それを誇りにしているパリ」では、危機的状況に陥っているニューヨークよりも厳しい外出制限が実施されています。

買い物や軽い運動に出かけることはできても、地下鉄や電車で移動できるのは仕事や通院等許可のある人。通りで知人と会話をすることも、日中の運動も禁止され公園は全て封鎖。

しかし、実際にはかなりの人出、買い物客も多く、夕方には散歩やジョギングを楽しむ人たちの姿が見られ、「悲壮感」とは程遠いかもしれません。

マクロンは、失業者への支援をすでに1千億ユーロ(約11兆7500億円)に増額しましたが、それをさらに強化すると発表。ウイルスとの戦いの最前線にいる医療従事者たちには、500から1500ユーロのボーナスが支給されることをエドワール・フィリップ首相が発表。

医療崩壊しない国々

韓国の場合【爆発的な感染拡大を2月に経験】

1万人以上が感染した韓国政府がとった戦略は徹底的な「検査」と「隔離」。韓国では、2015年に感染が拡大して38人が亡くなったMERS(マーズ、中東呼吸器症候群)の経験から、民間企業が開発した検査用の診断キットを緊急事態に備えていち早く承認する制度を導入。

  • 徹底的な検査と隔離
  • 全国の保健所に検査場設置 (国内に581カ所)
  • 車に乗ったまま検査を受けるドライブスルー型、医療従事者の安全に配慮したウォークスルー形も導入
  • 1日あたりの検査実施件数は最大18,000件、総数は480,000件で日本の6倍
  • 医療崩壊は起きていない
  • 監視カメラ、携帯電話、クレジットカードを感染経路の確認と感染の拡大予防に活用

    →携帯電話のGPSとクレジットカードの履歴をもとに、感染経路や感染後の行動を10分で把握
    →感染者の移動データを匿名で公開
    →接触者を監視カメラで確認し、感染者の行動を詳細に緊急速報で市民に届ける
    →地図で確認できるアプリを個人や企業が開発し多くの人が活用。

監視カメラ、携帯電話、クレジットカードを駆使した「デジタル監視政策」について韓国の人々はどう思っているのでしょうか。

ソウル市民の声

  • プライバシーの侵害ではあるけれどこのご時世では行動経路を知らせるのは公共の利益のため。早く知らせる方が良いと思う
  • 検査をして追跡調査から隔離まで全てを徹底して管理統制している。
  • 政府は国民に多くの信頼を与えていると思う

韓国では感染者数や検査数などの確かなデータが毎日公表されたおかげで、状況がひと目でわかることが安心感につながったと言います。

ドイツの場合【低致死率の実現】

致死率が低いドイツの医療態勢とは:
ドイツは100万人あたりの検査数で韓国をさらに上回る。しかし、

  • 致死率: 1.8%(ドイツ) 12.6% (イタリア) 13.2% (フランス)
  • ドイツでは病床に余裕があり病床は半分ぐらいしか埋まっていない」とドイツで働く日本人医師は強調 
  • ICU 集中治療室のベッド数(人口10万人あたり):ドイツは約30床、日本は約5床、イタリアは約12床
  • ドイツはさらに感染者の多いイタリアやフランスから重症患者を受け入れている。

最後に

今回ご紹介したルモンドディプロマティック仏語版の記事は、コロナ後の世界を

  • 来るべき経済革命は自由がさらに制限される世界になる
  • 今すぐに打開策を実行することができるのは保護主義、環境主義、社会正義、公衆衛生が一体となった「反資本主義社会である

と結論付けています。

コロナウィルスについては今なお多くの不明点が残されており、特に未知なのは、治った人には免疫力があるのか、ないのかという問題。

数週間前は、回復した人には免疫力があると信じられていました。
しかし、「コロナウイルスの再活性化現象が起こりうることを示唆する要素が次々と出てきた」ことで、抗体を持つことで感染から保護されるかどうかはわからないといいます。

***

一か月半になる外出禁止生活の中で、私はいま耳で聞く本『オーディオブック』 にはまっています。

日本のオーディブルはフランスでは使えませんが、このオーディオブックは海外在住でも使え、月額¥750で聴き放題(単品も可)。かなりおすすめです

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【パリもロックダウン】フランスからコロナの1ヶ月を振り返る【フランス全土が封鎖】 https://parisdiary.fr/paris-coronavirus-lockdown/ https://parisdiary.fr/paris-coronavirus-lockdown/#respond Sun, 05 Apr 2020 08:57:13 +0000 https://parisdiary.fr/?p=2502 前回のブログを更新してから約1ヵ月が経ちました。

■1ヵ月前は、パリコレが行われていてフランスの新型コロナ感染者もまだ200人くらい死者数も一桁台でした

■この頃は、ミラノのアルマーニやパリのアニエスベーは無観客でショーを行い、5000人規模の屋内イベントが禁止されて、日本人がコロナのせいで差別や暴力を受けたことが話題になっていました。

そんな状況が、この3週間で想像もつかないくらい一変しています。


本記事では、この1ヶ月にフランスで起きたコロナ関連の出来事を、パリで一人暮らしをしている筆者の経験と画像から振り返ります。

ロックダウン中の生活って実際はどうなの?”と思っている人や”フランスに住んでいる人“、”フランス語がわからなくて不安”という人にも読んでいただけると幸いです。

パリから見たフランスのコロナと経済

フランスの新型コロナウィルスと世界恐慌〜外出制限へ

パリコレから1週間後、原油価格が大暴落し、リーマンショック以来の世界同時株安が起こりましたね。

3月9日 ブラックマンデー:

・OPECとロシアの会合が失敗した後で、原油価格が26%下落して市場崩壊。
・アジアの金融市場をきっかけに、欧州株式市場が崩壊。
・パリの株式市場は、-8.39%と2008年以来最悪の下落を記録。
・フランクフルトでは、Dax指数が-7.94%、2001年9月11日以来前代未聞の下落。
・ミラノは、-11.17%

コロナ危機の中、原油価格が最安になり、欧州の株式市場が暴落。金融危機以来の衝撃ですが、長く生きていると、バブル崩壊やリーマンショックなど、こういう事は今までにも何度かあったな〜と感じた人も多かったと思います。

3月12日 ブラックサースデー

2020年3月12日の歴史的瞬間

そんな中、トランプ大統領が「ヨーロッパからアメリカへの渡航を1ヶ月間禁止する」と発表。「欧州連合は、中国その他のホットスポットからの旅行者の入国制限をしなかった。その結果、ヨーロッパからの入国者が米国の感染クラスターの原因となった」と非難しました。

すると、株価はさらに暴落して『ブラックサースデー』なる歴史的暴落を記録。

それでも今の状況と比べれば、そこまで大きな出来事ではありませんでした。

テレワークの導入:

この頃から感染が拡大したフランスで、テレワークの導入が始まります。

個人的にはこの時から仕事が無期限の休みになり、今も私は働いていません
私の会社は今、オーナーが一人で出社してきりもりしています。

3月13日の金曜日に仕事から戻ったのを最後に、週末の土曜日零時から全ての商業施設(バーやレストラン、ブティックなどの生活に必須ではないお店や会社)が閉鎖しました。

ロックダウンに対するフランス政府の対応:

フランス政府は従業員と雇用を保護するために、活動停止または中断した場合の部分的失業者を補強すると発表。

▪️従業員1人からあらゆる規模の企業が対象
▪️最低賃金労働者は100%の給与を受け取ることができる
▪️従業員は給与の84%を受け取ることができる
▪️政府が会社に払い戻す

フランスは消費税が20%。やはり緊急事態での「富の再配布」は早い。法律やルールもどんどん変えていきます。

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フランスが外出制限から突然のロックダウンへ【フランス全土封鎖】

そして、16日月曜日の夜にマクロン大統領が演説を行い、コロナウィルスとの「衛生戦争」を宣言。フランス全土で生活に必須ではない外出が、翌日正午から事実上禁止、フランスは封鎖状態に入り、外出禁止(制限)は今も続いています。

衛生戦争とロックダウンを宣言したマクロンの大統領演説

銀行や郵便局は営業を続け、在宅ワーク(テレワーク)ができない人の通勤、食料品の買い物や通院、健康維持のための軽い運動、犬の散歩などは認められていますが、紙面での外出証明書が必要です。証明書には日付と時間を入れる必要があるのでプリンターを持っていない私は毎回、紙にボールペンで全文を書き写しています。

外へ出て、警察から職務質問に会ったときにこの紙を持っていなければ罰金(135~3750 EUR)を取られます。

外出許証明書は、フランス内務省のサイトからフォーマットをダウンロードすればOk。手書きで書き写したものを持参してもかまいません。(※4/6からスマホ版の外出証明が使えるようになりました)

Attestation de déplacement dérogatoire et justificatif de déplacement professionnel

日常生活に必須でない店は閉められ、郵便局、薬局、スーパーやパン屋さんお肉屋さん魚屋さん、タバコ屋だけが営業を続けています。

タバコはコロナが重症化する確率を上げると言われているのに、タバコ屋の前にはいつ通っても長蛇の列ができています。

コインランドリーも通常通り開いています。

個人での運動や散歩などの外出は、自宅から1キロ以内、一回一時間までと決められていますが、今の所、食品や日用品は自由に買うことができて、品薄で買えないようなものはほぼありません。

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数字で見るフランスのコロナと感染者のプロフィール

フランスの新型コロナ感染者数と感染死亡者数

新型コロナウイルスが中国で12月に登場して以来、世界中で65,000人を超える人が亡くなりました。そのうち47000人の感染者がヨーロッパで亡くなっています。

すでに封鎖から3週間が経過したフランスでは重症者数が6838人、新規感染者、1日の感染死者数はアメリカに次いで世界で2番目に最多。合計死者数は世界で4番目、イタリアとスペインでは感染死者が10,000人を超えました。フランスの現在の合計死者数は7560人ですが、重症者数から見てすぐに10,000人を超えるでしょう。

重症者数が多い順に並べました。

一方、イタリアを観察すると、1日の新規感染者数、感染死者数ともに下り坂でピークを越えたようです。スペインは微妙ですがピークのカーブはこのままイタリアに続いて下降しそうです。

フランスもここ2日間をピークに、新規感染者数、感染死者数ともに減少しはじめました。

フランスの新型コロナ感染死亡者の年齢、性別、危険因子

感染死亡者のプロフィール:

・男性 57%,  女性 43%

・平均年齢 81.2歳

・犠牲者のほぼ80%が75歳以上

・56.8%が合併症による潜在的な危険因子を少なくとも1つは持っていた

・65歳未満の死亡者は2.4%。

コメント

故人のプロフィールの統計を見ると男女差は大きくなく、平均年齢は81.2歳。65歳未満の死亡者はわずか2.4%。仮に国内で死者数が感染10,000人を超えたとして、それは911の同時多発テロで働き盛りのビジネスマンが亡くなったり、311の津波で赤ちゃんから大人、老人まで無差別に亡くなったりしたのと同じでしょうか。

私はそうは思いません。
フランスのコロナで亡くなった人の97,6%は65歳以上の高齢者です。

そして、一度コロナにかかって回復し抗体を持っている人は、2度とコロナには感染しないし、他人に移すこともないそうです。※ただし回復した人の3割は十分な抗体を持っていない

だから、医療従事者で感染から回復して抗体を持った人は、最前線で重症患者の治療にあたります。感染拡大の尋常でない速さをのぞいては、それほど怖い病気ではないと思いました。

それでも、自分や身近な人たちが残りの2.4%に絶対入らないとは限らないのです。

フランス人の行動

フランス人はどんなにコロナの感染が拡大しても、濃厚接触をやめませんでした。

実際に、私の職場がそうでしたが、来客があると、”私はコロナでもビズするわよ〜〜”と言って、毎回必ず、頬と頬をべたべたブチュブチュ唾液を飛ばしながら抱擁し、挨拶を交わします。

フランス人はこれをしないと気が済まない人たち。
だからフランス人には家にいてもらうしかない!という事で外出禁止令が出ましたが、それでも感染拡大は止められませんでした。

ロックダウンの効果があらわれてくるのはこれから。

外出するすべてのフランス人にマスクの着用を推奨

それでも世界中が動揺しています。
世界の大統領たちがマスクについて議論を交わし、世界中がマスクや防護服を求めて右往左往しているというのは、とてもシュールな光景です。

フランスではモード業界がミシンでマスクを縫ったり、ハンドジェルを用意したりしています。

パリでは死者が3000人を超えたここ数日間でやっと、マスクをして出歩く人を多く見るようになりました。

スーパーでも、並ぶときだけでなく店内で商品を選ふ時も、1メートルから2メートルの社交距離をとる人が増えました。これは精神的にとても安心。

私もできるだけ外出せず、人のそばに近寄らないようにして過ごしています。
この3週間で、まだ4回しか外に出ていません。

4月3日金曜日には、フランスで医学界がはじめて外出時のマスクの着用義務付けを推奨

「マスクの着用は医療従事者に限定する」と繰り返し言われてきた中で、すべてのフランス人にマスクの着用(なければ手作り)を推奨することを、保健局長ジェローム・サロモンが採択しました。しかもマスクがなければ手作りで !

また、不足している医療用マスクを看護スタッフから奪わないように、一般市民は「代替」マスクを使用することを推奨されています。

しかし、外にはロックダウン中とは思えないくらい人がたくさんいます。

そのほとんどは、買い物や薬局へ行ったり、散歩、ランニングをする人たち。

今、パリの街はランナーだらけです。

※更新情報:パリでは4月8日から、午前10時から午後7時の間のジョギングやスポーツ活動のための外出は禁止になりました。

フランスと世界のコロナ関連サイトおすすめ

私がふだん参考にしているコロナ関連の情報がわかるサイトを掲載しますね。

外出証明書 (仏語):フランス政府が発行する外出許可書類をダウンロードできます。電子版あり。

在仏日本大使館 (日本語):フランスにおける外出制限について日本語で解説。

Confinement, carte de votre zone de sortie(仏語) : 住所を入力するだけで外出を認められた自宅から1 km圏内を表示してくれる。

worldometer (英語) : 世界の感染者、重症者、死者数国別一覧を毎日更新。

Santé Publique France (仏語) : 仏国立公衆衛生局が公式データを毎日更新。

WHO (英語) :世界の感染拡大状況が一目でわかります。

france Info (仏語) :フランスのコロナ関連ニュースをチェック。

Santé Journal des Femmes (仏語) :感染死亡者うちわけ(年齢、性別など)を随時更新。

フランス内務省HP (仏語):フランス内務省が発表するコロナウイルスに関する公式情報。

おわりに

日本のみなさんにもフランス現地の様子が伝わったでしょうか。

とにかくフランスでは、この3週間で全てが変わりました。

私はロックダウンがはじまってから、4回しか外に出ていません。

毎日夜8時ちょうどに近隣住人たちがバルコニーへ出て、医療従事者へ感謝の拍手を送るのですが、感染死者が3000人を超えた頃から住人の拍手が激しくなり、始めは1分ほどだったのがさらに長く、今では毎日2分ほど続きます。
一人暮らしの自分にとって、これが1日で唯一、生身の人間を見る機会なのです。

おそらくロックダウンの効果が出てくるのはこれからでしょう。
いったいあとどれくらいこの生活が続くのか、今はまだ誰にもわかりません…。

外出禁止(制限)生活の中で、今私は耳で聞く本『オーディオブック』 にはまっています。

日本のオーディブルはフランスでは使えませんが、このオーディオブックは海外在住でも使え、月額¥ 750で聴き放題かなりおすすめです。

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【フランスのコロナ】パリのルーブル美術館が終日閉鎖【新型コロナウイルス】 https://parisdiary.fr/coronavirus-musee-du-louvre-fermeture/ https://parisdiary.fr/coronavirus-musee-du-louvre-fermeture/#respond Sun, 01 Mar 2020 18:39:07 +0000 https://parisdiary.fr/?p=2152

3月1日日曜日の今日、新型コロナウイルスの流行への対策が決定されるまで、ルーヴル美術館が開館を見送りました。

※3月6日の夜の段階で、フランス国内で確認された感染者は累計613名です。 死亡者数は9名になりました。パリは今後どうなってゆくのでしょうか。

パリのルーブル美術館、スタッフが撤退権を行使して終日閉鎖 【新型コロナウィルス】

パリのルーブル美術館を職員が閉鎖

フランスで新型コロナウイルスの流行によりいくつかのイベントがキャンセルされています。

日曜日の朝、世界一訪問者の多いルーヴル美術館は、コロナウイルスに感染することを恐れた職員らが『撤退権』を行使して開館を見送りました。
※le droit de retrait :撤退する権利。フランスの労働法では、従業員が生命または健康に対する深刻かつ差し迫った危険な労働状況から撤退する権利を持っています。

パリのルーブル美術館が休館

張り紙には、訪問者に向けてこう書かれています。

Aujourd’hui
L’ouverture du musée est actuellement retardée. Nous vous communiquerons les modalités d’une éventuelle ouverture dès que possible.
Merci de votre compréhension.
Pour toute demande concernant les E-tickets : assistance-billetterie@louvre.fr

本日
美術館の開館は現在遅れています。
できるだけ早く開館へ向けた方針をお伝えします。
どうぞご理解ください。
eチケットに関するお問い合わせ:assistance-billetterie@louvre.fr

Musée du Louvre

他に詳細はありません。
観光客は扉の閉まった美術館の前に立たされました。

今回の決定は、この日曜日に開催される予定だったパリのハーフマラソンなど、屋外イベントにも適用されました。

また、屋内で行われる「5,000人規模のイベント」を禁止、全てをキャンセルしました。

ウイルスが流行しているオアーズとオートサボア県のいくつかの自治体では、学校を閉鎖するなどの対策が講じられています。

130人の感染と隔離対策【フランスと新型コロナウイルス】(3月1日現在)

3月1日午後4時の時点で、フランス国内では合計130人が新型コロナウイルスに感染し、そのうち2人が死亡しており、1人は中国人観光客で80代の男性、もう1人は60代のフランス人男性でした。

フランスは、イタリアに次いでヨーロッパで2番目に感染者の多い国であり、感染の拡大を抑え、院内感染を回避しようと努めています。

保健局長が伝えたフランス公衆衛生の数字によると、フランスでは3月1日日曜日の午後4時にコロナウイルスの確定症例が130人に達しました。感染者130人のうち、12人が治癒し、2人が死亡し、116人が「隔離のため」入院中で、そのうち9人が深刻な臨床状況にあります。

72人は連鎖、またはクラスターでの感染、35人はウイルスが循環する海外の地域で感染して帰国。23人が調査中です。また、検査により7人に重度の肺炎または急性呼吸器障害が検出されました。

フランスではこれまで12の地域で症例が報告されています。また、グアドループから初の感染が報告されました。

オワーズのクラスターで47人、ラバルム(オートサボア)では10人が感染。
エジプトの団体旅行が20人中11人の感染の原因となりました。

感染の拡大を遅らせ、影響をほとんどまたはまったく受けていない地域を保護するために、少なくとも各県につき1つ、合計で138の医療施設が警戒態勢に入っており、特にEU圏外の必須ではない旅行は延期し、ウイルスが活発な地域から帰国する場合は指示に従い、1日2回の自己監視が必要になります。

最新情報はこちらからどうぞ

france Info(仏語)
WHO(英語)

旅の情報収集に、外務省のたびレジに登録しておくことをおすすめします。
新型コロナウイルスだけでなく、大規模デモやストライキなど最新の安全情報がeメールでとどきます。

ルーブル美術館へ行ったら訪れたい【 Le Cafe Marley】

本日3月2日の時点で美術館はまだ閉鎖していましたが、美術館に併設されたカフェ Le Cafe Marleyはオープンしていました。

パリへ観光で来られた方が美術館へ入れなかった場合、かつて王宮だったルーブル美術館の美しいカフェテラスで過ごすだけでも、旅を楽しむことができるかと思います。

ルーブル美術館へのアクセスMap

パリのルーブル美術館のピラミッド入口

ルーブル美術館を訪れる際は、ホームページなどで予め開館情報をご確認されることをおすすめします、と言いたいところですが公式ホームページには新型コロナウイルスを懸念した閉館情報などは、今のところ記載されていません。(ルーブルの公式twitterで発信しています。)

開館情報を知るには、現地まで行くしかないようです。(現在は再開しました。)
すでにeチケットを購入された方の払い戻しなどのお問合せは assistance-billetterie@louvre.fr まで。

  • 所在地: Rue de Rivoli, 75001 Paris
  • 公式サイト: https://www.louvre.fr/
  • チケット: 0~17€ · ticketlouvre.fr

更新情報【ルーブル美術館が休館日にパリコレ】(3月4日現在)

本日3月4日、ルーブル美術館が3日ぶりに開館しました。取りあえず落ち着いたようです。

ちなみに休館日のきのうは、ルーブル美術館内でルイビトンがパリコレのショーを開催していました。

仕事の帰りに通りかかると、ショーを終えたモデルさんたちがピラミッドのエントランスから続々と出てきました。

私もプロのカメラマンに混ざって携帯で撮影させてもらいました。

パリのルーブル美術館でパリコレ①
フランスにはミラクルな遺伝子をもって生まれてきた人がたくさんいます
パリのルーブル美術館でパリコレ②
メンズライクなヴィンテージの革ジャンとスポーティーなバックが今年っぽい
パリのルーブル美術館でパリコレ③
Gジャンの上からダボっとした男物のムートンコートを羽織るのも素敵

ルイビトンの公式インスタグラムのストーリーに、この日のショーの様子がアップされていました。

Louis Vitton Fashion Show 2020 Musée du Louvre
出典:Louis Vitton 公式インスタグラム

休館日にはファッションショーを開催しているのに、観光客に対していつまでもルーブル美術館を閉鎖し続けるわけにはいかなかったようですね。

今回はルーブル美術館と新型コロナウイルスについて書きましたが、もちろんパリはルーブル美術館だけではありません。

仮に、ルーブルが閉まっているからと言ってがっかりすることはないですよね。
パリにはオルセー美術館やオランジュリー美術館、他にもピカソ美術館やポンピドゥーセンター、ルイビトン財団美術館など数えきれないほど多くの素晴らしい美術館があります。

きのうはこんなところへ行かれた方もいるようです。

ちなみに私のおすすめの美術館はギュスターブモロー美術館。

【パリの美術館】Musee Gustave Moreau【ギュスターヴ・モロー美術館】

ウイルスのことも気になるかもしれませんが、せっかく来たのなら濃厚接触をさけつつパリを満喫するべきですよ。

本日は以上となります。
少しでもこのブログがパリを訪れる方たちの参考になれば幸いです。

» こちらの記事もどうぞ

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【過剰な年金改革 】フランスの年金改革と無期限のストライキ【1000ユーロ未満の定年退職は無し】 https://parisdiary.fr/retraites-la-reforme-de-trop/ https://parisdiary.fr/retraites-la-reforme-de-trop/#respond Sun, 05 Jan 2020 02:06:48 +0000 https://parisdiary.fr/?p=1524 【過剰な年金改革 】フランスの年金改革と無期限のストライキ【1000ユーロ未満の定年退職は無し】

去年の12月から年金改革に反対する無期限の交通ストライキの影響で、私もここひと月ほどメトロに乗ることができず、毎日徒歩とバスで小一時間かけて通勤しています。読者の中には年末のパリを訪れて大変な思いをされた方もいるのではないでしょうか。

本記事では、現在フランスで議論されている年金改革について解説します。

フランスの過剰な年金改革

フランスの過剰な年金改革

【年金改革】発表の裏側【1000ユーロ未満の定年退職は無し】

宣言には効果がありました。

エドゥアールフィリップ首相は、2022年から最低年金額を最低賃金の85%に引き上げることを約束。

しかし実際のところ、この措置は2003年の法律に記載されたものです。
したがって、政府は(最終的に)議会が投票したテキストを適用するだけとなります。

また、遅れを取り戻すにはこの基礎年金を1,023ユーロ(約12万円 )まで引き上げる必要があります。

この増額には遡及効果がないだけでなく新規退職者のみに影響し、彼らがその恩恵を受けるには、42年間にわたり年金を払い続けなければなりません。

2020年1月1日、 ほぼ全く納付金を払っていない人の高齢者連帯手当(最小年金)は、わずか903ユーロ(約11万円)です。

国民にとって非常に有益な改革となる単一スキームへの完全な移行を、政府は2037年まで先延ばしにしました。

これは「祖父条項」(改革を新規採用者から適用し、従来の職員には旧制度の適用を継続する)であり、同じ会社内の従業員を似たようなタスクごとに共存させますが、最年少の権利を減少させます。

【年金改革】世代戦争に燃料を注いでいるのは何か

現在のシステムは、ジャンポール・デレボエ(Jean-Paul Delevoye: 仏政治家)が望んでいた1963年以前ではなく、1975年以前に生まれた(ただし、引退年齢が低い)人々のために維持されています。

1975年以降に生まれ、すでに働いている人々は現在の権利をポイントに変換できますが、その方法はいまだ不明です。

改革は、2022年に働き始める人々を直撃します。
そして彼らはより長く働き、より少ない権利を得ることになるでしょう。

年金改革と女性と母親

「女性は圧倒的勝者になるでしょう」と首相は言いますが、実際には母親が少しだけ損をすることになります…。

彼女たちは、子ども一人につき年金が5%増加し、3人目以降の子どもに対して2%のプレミアムを受け取るようになります。

つまり、子供3人だと17%の増額が父親か母親のどちらかに適用されることになりますが、現在は、父親と母親10%ずつ(2人で20%)増額が適用されています。

さらに、男性は一般的に給与が高いため、カップルが父親の給与への適用を選択し、母親の年金が犠牲になる可能性が高くなります。

母親は、長期間労働するか年金の減額かを選択することが可能。

年金額はキャリア全体から算出されるため(最も給与が高かった25年間ではなく)、減額はさらに大きくなります。社会問題省のデータによると、男性と女性の賃金格差が23%であるのに対し、女性の年金はすでに男性よりも平均で42%低くなっています。

年金改革と過酷労働

首相は仕事の過酷さを考慮して、介護士と看護師に関しては「2年早く定年退職する」か定年前の3年間はパートタイムで働くことを認めると約束しています。

ところが年金が2年引き下げられることによって、一方で取得したものを他方では取り上げられることになります。

この件については、10の基準に基づいて過酷労働を設定した2014年10月の法令を覚えておかなければなりません。

2014年の法令は、2017年のマクロン条例によって疑問視された10の基準のうちの4つを免れました。

一日中削岩機を操作する肉体労働者にメリットはありません。

年金改革と軸年齢または年齢バランス

法的定年年齢(62歳)に問題はありませんが、たとえあなたが必要年数(42年、43年…)をすべて満たしたとしても、もはや完全な年金への権利は与えられません。
64歳まで待たなければならないのです。それ以外の場合、終身割引が適用されます。
Delevoyeのレポートによると、毎年5%(または62歳で退職する場合は10%)が割り引かれます。

年金改革とポイントシステム

現在のシステムでは、権利を得るためには四分の一(または同等期間)ほど働く必要があり、ポイントシステムでは、最初の労働時間がカウントされます。

一見、これは有利に思えるかもしれません。しかし、年金額は給料が最も高かった25年間の平均給与額から計算されるのではなく、若いころのアルバイトを含む全キャリアが考慮されることになります。

さらに、累積ポイント数を知っていても、最終的に受けとる事ができる年金額は予測できません。年金額は、給与で獲得できるポイント数と、退職時のポイントの価値に依存します。

仮に、100ユーロで10ポイントを購入することができ、年金収入が5.50ユーロになると想像してください。現在のプロジェクトでは、ポイントの価値は保証されていません。したがって、政府はこれらの100ユーロと10ポイントで、5.50ユーロの年金を4.95ユーロまで減らすことができます。

また、政府は購入額を投資にまわすことができます。そうなると、100ユーロでは9ポイントしか獲得できません。各ポイントの価値は変動しませんが、支給額は4.95ユーロに減額されます。合計すると、ポイントの利回りは下がります。1960年代半ばに16%だった利益が2000年に7.15%に下がり、2018年には5.99%まで低下しました。これが補助年金(Agirc-Arrco)で起こったことなのです!

年金改革と公務員の年金

補完的なものへの後退は、フランス労働組合連盟(CFDT)やフォース・ウヴリエール(FO)などの組合によって交渉されました。今のところ、公務員が罰っせられる結果となり、公務員の年金額はボーナスを除く過去6か月の平均給与額に基づいて計算され、平均給与額の約75%に相当します。

ポイントシステムを導入するために、今後政府は全キャリアを考慮にいれる予定です。ただし、計算には平均して給与の23%に相当するボーナスが含まれます。この数字は職業に間における極端な格差を含んでいます。したがって、学校教師のボーナスは平均でわずか給与の9%であり、統合による新たな計算方法から生じる損失を十分補うことはできません。崩壊はさらに大きくなります。
ルモンドディプロマティック仏語版
2020年1月号より抜粋して翻訳

定年退職まで年金改革反対ストライキ!

定年退職まで年金改革反対ストライキ!

以上、複雑な「フランスの年金制度」について解説しました。

イルミネーションで飾られたクリスマスシーズンのパリはとても美しいのですが、おととしは黄色いベスト運動があり、去年は年金改革デモが加わって、ああ今年もまた厳しい冬がやってきたなと感じています。

年金改革は反対のストライキがつづくパリの地下鉄

フランスには日本のようにお正月を祝う文化がないため、大晦日の31日は6時で仕事を切り上げて元旦はお休み、1月2日から通常通りに仕事が始まります。

実際、年が明けてから交通ストライキに関してはだいぶ緩和されたのですが、私の最寄り駅と職場間を通るメトロは未だ不通のため、今月は定期を購入するのをやめて毎日徒歩で通勤しています。

先日も朝歩いていると、初老の人たちの集団が街頭でビラを配っていました。受け取ったビラを見ると、来週9日の木曜日に予定されたデモのお知らせでした。

1月8日水曜日には、フランスの国民的セールが一斉に始まります。

いったいどんな人たちがデモをしているのか気になってネットで検索すると、ビラに書かれた文面が、CGTのサイトに掲載されていました。 CGTはフランスの有力な労働組合中央組織。

»フランス労働総同盟【 CGT(セージェーテー) 】
En grève jusqu’à retrait !(定年退職までストライキ!) 

この一文に、定年までストを続けるぞ、そんな意気込みが伝わってきます。
デモ告知サイト(demospher.net)にもすでに彼らが木曜日に予定したデモが掲載されていました。

» demosphere
このサイトには、黄色いベストやパリで行われるほぼ全てのデモ情報が事前に掲載されるので、パリに滞在中の方は交通情報とセットでチェックしておくと良いかもしれません。

年金改革は反対のストライキがつづくパリでバスを待つパリジャン

今回は以上になります。

ガイドブックやファッション雑誌が伝えないパリ暮らしの現実を、少しでもお伝えすることが出来たら幸いです。

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【スティーブはどこ?】警察の残虐行為とマクロニズム【マクロン政権】 https://parisdiary.fr/ou-esu-steve/ https://parisdiary.fr/ou-esu-steve/#respond Sun, 18 Aug 2019 07:52:29 +0000 https://parisdiary.fr/?p=344 すでにバカンスシーズン半ばを超えて先月の記録的な猛暑が嘘のように冷え込むパリから…。

フェット・ド・ラ・ミュジック【Fete de la Musique】(パリの音楽祭)

Fete de la musique Paris 2018

毎年6月21日にフランス中で行われるフェット・ド・ラ・ミュジック【Fete de la Musique】(音楽祭)について聞いたことがある、行ったことがある人も多いのではないでしょうか。
夏の到来を祝うかのよう昼夜を問わず街中が音楽であふれる6月恒例のイベント。
この日、フランスの地方都市ナントで、明け方に治安部隊の介入を受けて帰らぬ人となった24歳の青年スティーブの事件について記事にしたいと思います。
前半はフランス紙『Le Monde Diplomatheque』仏語版のブログ記事から抜粋して翻訳。
内容は、中道の立場をとるマクロン政権における民主主義と警察のうそ、
肥大した権力に対する批判。
後半では事件の経緯についてビデオ映像とともにまとめました。

スティーブはどこ?

スティーブはどこ?
 
Fete de la musique Paris 2019

信じ難いことだが、信じるしかない。
マクロンのフランスでは、パーティーへ行くと、帰らぬ人となるかもしれない。
マクロンのフランスでは警察がすべての権力を握っている。
デモ抗議者を失明させ、パーティー参加者は水死体として発見される。
実際、こうした権力による事件の発覚は後を断たない。

本質を見つけるか、それとも明らかにするか?
ここでは、新自由主義的な権力の本質としてのマクロニズム、

つまり、資本がすべての火を起こす場合の資本国家。

多くの場合、本質は最初の行動、ここでは最も真実が託された”知事の行動”が示している。
ナントの介入は「比例的(均等)に」行われた。
ここでは、マクロニズムの下で有効な比率について進言する。
1つのパーティーと1人の死。
「黄色いベスト」1行動につき、非常に多くの失明者。

よく知られていることだが、制度の本質が嘘をつく。
なぜなら、制度はサービスを提供する人々のためのものではない。
制度は制度自身のためにあり、本来の目的のためにあるわけではない。
忍耐が嘘を必要とするなら嘘をつき、また、制度は権力の場であるため、

多くのことが必要になる。
だから多くの嘘をつく。
ただし、そこには歴史的なバリエーションがある。

信憑性が崩れると、制度は慢性的に、そして甚だしく嘘を訴え始める。
頻度だけでなく嘘の大きさは、悲劇的でグロテスクなマクロニズムの典型として卑劣に成長し続ける。

たとえば、ジュヌヴィエーヴ・ルゲ(Geneviève Legay/73歳)(1)の場合。

もちろん嘘をついた検察官に対して、ビデオは真実を示した。
当然メディアがそれを裏付けた。(報道しただけで、より客観的だ)
全ての議論は、ジュヌヴィエーヴ・ルゲが『警察とコンタクト(接触)があったか』否かという疑問について行われた。

ひどい虐待のない世界の言葉では「コンタクトをとる」とは、「言葉で自己紹介した」ことなどを意味する。
しかしマクロンの警察では、自己紹介は盾を介在して行われる。
盾、または警棒で連絡が取られるのだ。
(LBD催涙弾の発砲、それは別ものだ。そこには距離があり、さらに口火を切らなければならない。)

これが今我々のいる場所。
スティーブの遺体が発見された時すでに懸念されたのは、
法医学鑑定が彼の死因を飲酒、または何らかの物質の使用による溺死として結論付けること。

もう忘れられているが、全身感染(検察官)か400メートルを20分間走ったこと(国家医療鑑定)が死因とされた「アダマ・トラオレ」(ADAMA TRAORE)のケースと同様である。

我々はまた、同心円上に放射状の広がる嘘の周囲への広がりを計測した。
大統領: 「警察による暴力はありません」
内務大臣:  「警察による暴力はありません」
それゆえ必然的にTF1の従業員も 「重傷者はいない」と言い
論理的に知事、検察、国家警察検査官らも 「警察の暴力はありません」と言う。
そして、古き良き時代のようにパリの公立病院は何もなかったことにして
警察のでっち上げを記録、ファイルを警察に届けないと約束する。

※(1)ジュヌヴィエーヴ・ルゲさん

2019年3月23日。ニースで黄色いベストのデモに参加していた活動家ジュヌヴィエーヴ・ルゲさん(73)は警官から突き飛ばされ道に倒れ、肋骨が折れ、頭蓋骨にヒビが入る重傷を負った。
3月25日、ニースの検事は「警官はルゲさんに触れていない」と述べたが、数日後に警官の一人がルゲさんを突き飛ばしたことを認めたため、同日、警官の関与を認めた(ニースの検事は後日、マクロン大統領が困らないように、警察の関与を否定した、と供述)。4月に入り、独立系メディア「メディアパルト」は、ニースの検事の依頼でルゲさんの負傷の原因を調査した管区の警視が、当日の治安を指揮した警視の伴侶であることを暴露。ルゲさんは4月29日、治安を指揮し
た警視とアルプ・マリティーム県知事を訴えた。

出典:ovninavi.com

スティーブはどこ?

Fete de la musique Paris 2019

2018年5月、New York Timesで政治学者が発表したコラムは

幅広く様々な国で

『中道』派の有権者は民主主義の価値観に最も懐疑的で

必要に応じて、特に、選挙やマスコミを含む特徴的な機関を解散させて

独裁政権を支持する可能性が最も高かった

と明かにして大きな混乱を招いた。

そして、これは極右と極左よりも大きな割合だ。

『中道』には頭がおかしなマクロン、ビーチのチンピラ・カスタネル(内相)、
そしてフィリップ(主相)がいる。
マクロニズムはこの著しく非民主的な風潮の「民主主義」の完全な放射物、

すべての立場を支持しながらどこまで行くべきかと自問するマスコミが

何十年も祝ってきた『中道』最初の分離である。

『中道の共和国』、慰めの合理的なエデンと都市のプラグマティズムは
30年後、完全に取り乱した裕福なブルジョワジーの真の顔を隠すため

かつて、ロザンバロン、フュレ、ジュリアードによって賞賛された。

『中道の共和国』はLBD弾薬の在庫の補充を担い、

本来よりもはるかに多くの在庫を持つ警察官を支持する。
もちろんすべての権限で、内部階層構造のパワーバランスは完全に逆転。

自身を維持することをやめた政府は、
もはや必然的に警察の手に委ねられる。

支配者の自発的な傾向に、彼らのポジションを脅し取る警官の手段が加わる。
したがって「警察による暴力は存在しない」。

スティーブはどこですか?わかりません。気にしません。

2019年7月15日 フレデリック・ロードン
Le Monde Diplomatheque仏語版

【検証】警察の残虐行為とマクロニズム【マクロン政権】

【検証】警察の残虐行為とマクロニズム 【マクロン政権】

■フランスの国会議員たちが警察側の過剰な武力行使に警告。
■彼らはこれを法治国家に対する脅威とみなす。

フランス中で音楽祭が祝われたその日、スティーブ・カニソはロワール川の中に姿を消した。
音楽祭の夜、テクノダンスを踊りに出かけた24歳の青年は
治安部隊の突撃で、ロワール川の渦の中に沈み帰らぬ人となる。

事件発生から38日が経過した7月29日夕方、
スティーブは現場から600メートル離れた川に浮かぶ遺体となって発見された。
スティーブの転落は偶然ではない。
避難中に撮影されたビデオは警察の残虐行為を示すぞっとするようなものだった。

『川の中に人がいる!』

パーティの酔っ払いに浴びせられた催涙ガスの雲の中に
手榴弾の閃光、警棒、盾が映っている。
何よりも衝撃的なのは、若者が警察に向かって絶望的に叫んでいること。

後ろにロワール川がある!
水に落ちた人がいます!
後ろに川がある!
悲劇になるから、やめて!

彼らのうち14人が警察の突撃に追い詰められ、川へ落ちた。
スティーブは泳げなかった。
自業自得?
友達と一緒に楽しいパーティーを後30分続けたいと思ったことが…?

【検証】警察の残虐行為とマクロニズム 【マクロン政権】
Fete de la musique Paris 2019 

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【黄色いベスト】物議を醸すフランス警察の武器【催涙弾ゴム弾の威力】

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【ノートルダムの火災】一夜明けたパリのノートルダム寺院から https://parisdiary.fr/notre-dame-de-paris-fire/ https://parisdiary.fr/notre-dame-de-paris-fire/#respond Wed, 17 Apr 2019 13:16:32 +0000 https://parisdiary.fr/?p=343 火災から一夜明けたパリのノートルダム寺院
火災から一夜明けたパリのノートルダム寺院

正面から見る姿は一見するとあまり変わらないようで少し安心

はげしく燃えさかるノートルダム寺院

正面から見る姿は一見するとあまり変わらないノートルダム寺院

写真にも写っていますが、周辺では警察官たちが黄色いベストを着て交通整理。
現場仕事や夜のパリでは、安全のために黄色いベストを着て作業する人をよく見かけますが、デモをしているわけではありません。

ノートルダム寺院

肝心なノートルダム大聖堂について

ノートルダム寺院

屋根は激しい火災で崩れ落ち、修復作業のために組んでいた鉄骨の足場だけに。
繊細な作りが美しい大きなバラ窓の枠が綺麗に残っています。
美術品や彫刻は、訓練を受けた消防士たちが運び出した模様。

ノートルダム寺院
ノートルダム寺院

850年の歴史を刻む世界遺産の風格は失われていません

尖塔がくずれ、作業用の足場がむき出しになった後ろ姿
850年の歴史を刻むノートルダム寺院

尖塔がくずれ、作業用の足場がむき出しになった後ろ姿は痛ましいものですが、巨大な木々の緑でうまく隠れていて、石でできた美しいフォルムも守られていました。

あれだけ激しく燃えていたのに、石の建築は不動です・・・。

セーヌ川の橋の上から世界各国の言語でニュースを報道するカメラマンやリポーターの数の多さに、改めて事の重大さを実感。

セーヌ川の橋の上から世界各国の言語でニュースを報道するカメラマンやリポーター

ノートルダムをバックに、いつまでも聖歌を歌う人たちと、歌を聴いて拍手を送る通行人の姿が微笑ましく途中足を止めて

ノートルダムをバックにいつまでも聖歌を歌う人たち

ノートルダム大聖堂を可能な限り360度から眺めて一周し

セレモニーが行われているサンミッシェル広場まで戻りました。

セレモ
ニーが行われているサンミッシェル広場

サンミッシェル周辺もすでに聖歌を歌うパリジャンで埋め尽くされて、午後11時、小さなマリア像をかかげてノートルダム寺院が良く見えるところまで歩きながら合唱・・・。

小さなマリア像をかかげてノートルダム寺院が良く見えるところまで歩きながら合唱
聖歌を歌うパリジャン

信仰深くない私でも涙が出そうになりましたが、歌を歌う人たちの表情は優しくて、心なしか明るく見えました。動画も撮影したのでよろしければご覧ください。

火災翌日のノートルダム寺院の前で聖歌アベマリアを歌うパリジャンたち

余談ですが、シャンゼリゼでの暴動があまりにも大きすぎてメディアの扱いは小さかったものの、
パリではちょうどひと月前、フーケッツが燃えた翌日の3月17日にサンシュルピス教会で小さな火災が起きたばかり。
その時の火元は、ホームレスが置いていた服の山だったと発表されています。
洋服がひとりでに燃え出すことはないため故意に燃やされたという見方もあり、たばこの吸い殻か何かが原因とのこと。

燃えさかるサンシュルピス教会

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ヨーロッパの難局を切り抜ける https://parisdiary.fr/europe-difficult/ https://parisdiary.fr/europe-difficult/#respond Fri, 05 Apr 2019 06:28:26 +0000 https://parisdiary.fr/?p=342 5月23日から26日にかけて、欧州連合加盟27か国から706人の欧州議会議員を選出する2019年欧州議会議員選挙が行われます。

本記事では、EU政策と現在の状況について深掘りしていきます。

ヨーロッパの難局を切り抜ける

欧州議会選挙は、EU共通の問題に焦点を当てるのではなく、27個の国内政策を並べたものだ。ほとんどの政府の投票者は、与党に対して賛成か否かを宣言する。

しかし、各国政府が備える策略の余地は、EU条約(欧州連合基本条約)により大きく制限されている。このような状況で、左派はどんな道を見出せば良いのだろうか。

ルモンド・ディプロマティック仏語、2019年3月号

フレデリック・ロードン – Frédéric Lordon

Sortir de l’impasse 袋小路のような状況から抜け出る 手詰まりの状態を解決する 難局を切り抜ける
※élections européennes 欧州議会選挙
※scrutin 票 採決 票決
※l’équipe au pouvoir 与党 力のあるグループ
※s’en sortir 処理する 道を見いだす

左派を悩ませるヨーロッパ

彼らは、 “黄色いベスト”が具体的な代替政策について質問すれば、今すぐ彼らを悩ませる事だろう。

なぜなら「何か別のこと」をするというアイデアは、条約の壁にぶつかる運命だからだ。

公共サービスを破壊する緊縮政策を緩和したり、政治的正当性の無い独立した中央銀行の民主的異常を取り除いたり、あるいは、金融業界が企業や政府をコントロールする事を可能にする構造を解体して、社会的・環境的なダンピングと暴走したオフショアリング(海外移転)によりゆがんだ競争を終わらせ、国庫補助を取り戻すこと等、社会正義にとって必要不可欠なこれらの措置は全て、EU条約(欧州連合基本条約)で正式に禁じられている。

『条約をやり直そう! 』

「社会的ヨーロッパ」後の「民主的ユーロ」は、「一貫性の無い左派」がヨーロッパ問題に直面する瞬間を遅らせることができる代替幻想である。

Yanis Varoufakis(「選挙の春に向けて」参照)からラファエル・グルックマン、そしてブノア・アモンまで誰もが「条約の改正」を望んでいる。しかしはっきりと言おう、条約が改正されることは無い。

通貨、予算、借金または資本の循環問題について再決定すること、つまり、人々の物質的状況に最も重くのしかかる政策を自主的に廃止する事を禁じるほど政界が歪んでいる筈がないと考える人たちにとって、EU条約はただの過ちでしかない。

しかし、それとは反対に、かろうじて隠された目的、特定の利益に有利な経済政策の保護を追求する少数の人々にとって、これらの条約は完全に機能的だ。

この条約には、50年以上にわたり、金銭的および予算的な正統性が、ナチズムに対する唯一の防衛策であると自覚してきたドイツの神経症的なコミットメントのために触れることができない。

以上、ルモンド・ディプロマティック3月号フランス語版の一面記事冒頭を私なりに訳してみました。

ざっくりまとめると

◆緊縮政策→公共サービスを破壊

◆独立した中央銀行→民主的異常

◆金融界→政府と企業をコントロール

◆オフショアリング(海外移転)→ゆがんだ競争の強化

◆条約改正→不可能

以上の点から、労働者階級の不幸を引き起こすEU条約は社会的な過ちであるという見解でした。

しかしながら、特定の利益に有利な経済政策の保護を追求する少数の人々にとって、EUの条約は大変機能的なのです。

2019年欧州議会選挙:
ヨーロッパのブランドイメージを変えてEUを自ら救う方法は?

EU条約は緊縮財政を強要し、政府による金融部門の統制を促進、労働者階級の不幸を引き起こす。しかし、それらを修正することは、ドイツの撤退とユーロの崩壊につながるだろう。

 
2008年の金融危機から11年が経とうとしている今、緊縮財政を終わりにするべきではないでしょうか。

 

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