久しぶりの更新です。だいぶ間が空いてしまいました。
本記事ではフランスの「le monde diplomqatique」 2017年6月号一面記事からフランスの労働組合事情についてご紹介します。

【CFDT】マクロン時代の労働組合主義
理想的な自己管理から妥協のカルトまで
労働基準法の書き換えを迫られているフランスのエマニュエル・マクロン新大統領は、いわゆる「改革派」の労働組合、特に「フランス民主労働連盟」(Confédération française démocratique du travail)に頼りたいと考えている。
「フランス民主労働連盟」(CFDT)は1960年代から1970年代にかけて、全体運動の本格的な改革を実行したが、その価値観に忠実であり続けることを誓いながら、30年間、社会法の崩壊を伴ってきた。
Jean-Michel Dumay
これはフランスの労働組合史上、初めてのことだ。民間部門の労働組合を代表する新しい措置は、 フランス民主主義労働組合(CFDT)をフランス労働総同盟(CGT)より先に置いたのである。
2013年から2016年の間に行われた選挙での520万票、つまり民間企業の従業員10人のうち3人しか投票していない票に基づいて作られた新しい計算は、前者の急激な上昇(26%から26.37%へ)というよりも、後者の継続的な土壌消失(現在は24.85%)を反映している。
フランス人の「お気に入り」の組合の勝利が発表され、46%の人が「親しみ」を感じていたが、交渉と妥協を大切にし、譲歩を織り交ぜた結果を謳う教義的な「改革主義」を讃え、メディアと政治の聖典化が先行していたのである。
これは、2002年から2012年までCFDTの前事務局長を務めたフランソワ・シェレック氏が1月に死去したことを受けて、各方面から称賛の声が寄せられたことにも反映されている。
CFDT, un syndicalisme pour l’ère Macron から抜粋して翻訳
【CFDT】民主労働連盟とは
民主労働連盟(CFDT)とは、1964年に設立されたフランスの社会党系労働組合セー・エフ・デー・テー(Confédération Française Démocratique des Travailleurs)のこと。
CGT(コンフェデラション・ジェネラル・デュ・トラバ イル),CGT‐FOとともにフランス労働運動における三大勢力の一つで、前身は19世紀末に生まれたホワイトカラーのカトリック組合。
人民戦線やレジスタンス、アルジェリア戦争等の過程で徐々に大衆化し階級化していった労働組合です。

私がフランスで暮らし始めてから早くも12年がたちました。
そして去年は、フランスで2度目の転職をしました。
飲食店や観光業以外の分野で、外国人がフランスで職を得るのは至難の業です。
何度も絶望的な気持ちになりながら転職活動を続けた甲斐あってか、自分の希望に近い職に就くことができ、ストレスも多いですが日々新しい仕事を学んでいます。
滞りがちな当ブログですが、また更新していけたらと思います。
コメント