毎年恒例の夜間美術館開放日題して「La nuit des musées」♪
久しぶりにポンピドゥセンターへ行きました。


ポンピドゥセンター美術館にはコンテンポラリー・アートが展示されていて、行かれた方は分かると思いますが最上階の眺めが抜群にいいの!
この日はあいにくの雨でしたが、ポンピドゥセンターはパリの街が一望できる最上階のテラスが超おすすめです。
美術館というとどこから見ても、いつ見ても美しい、いわゆる名画や宗教画、風景画などが思い浮かびますが「モダンアート」や「コンテンポラリーアート」にしかない良さもあります。
「芸術」と言うよりは「アート」という言葉が似合うのがポンピドゥセンターの特徴ですね。
【ポンピドゥセンター】ダダイズムの夜

ピカソやマティス、シャガールに代表されるようなモダンアートからコンテンポラリー・アート、ダリやルネ・マグリッドのシュールレアリズム、そしてダダイズムの作品の数々は見ていて楽しくなるものが多く、特に、試験勉強続きで脳が凝り固まってしまった時に訪れると、脳がマッサージされるような不思議な刺激を受けて気持ちよくなります。
毎回、訪れるたびにはっとしたり、新しい発見があったりして凝り固まった脳が柔らかくなる感じ。



ポンピドゥセンターへはもう何度も行っているけど、特にルオーの絵が良かったです。
神がかっていました。




写真で見ると、全く興味が沸くことのない絵なのですが、粗いタッチに深いグリーンと青や黄色の色合いが映えて、惹き付けられずにはいられなかった。
これが本物の凄みですね。
家から数分歩けば、巨匠たちのアートに出会うことができるのもまた、パリの凄さ!!
そして美術館には、必ずといって良いほどたくさんの美しい裸婦の絵が飾られていて、美を求める気持ちと、人間の三大欲求である性愛への欲求は、表裏一体だと気付かされます。

とはいえ男性の裸体を描いたものが極端に少ないのが不思議ですね・・・。
というかほとんどまともな絵はありません。
顔の描かれていない小さなラフスケッチだったり、おなかのでっぷり出たムッシューをコミカルに描いたものだったり。
男性の肉体は、彫刻の世界ではあんなに美しく表現されていても、絵画の世界では男性の美しさを求めることはタブーとされてきたのでしょうか?
なんだか不思議ですね。

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